【洋画】「ターミネーター4〔2009〕」を観ての感想・レビュー

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【出演】
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【あらすじ】ターミネーターシリーズの第4作目。人類滅亡の「審判の日」の後の2018年が舞台。荒廃した世界を支配するスカイネットと生き残った人類との戦いを描く。

ターミネーター4 (字幕版)

毎回マンネリ化をするシリーズに新たな印象を作った本作としては、ファンとして観ておくべき作品

・キャッチコピーは「どこで誰が、未来を変えたのか?」。

・マックG監督は、CMやPVを多数制作し、「チャーリーズ・エンジェル 」で映画監督デビューしています。

・マックG監督より第5作の製作が正式に発表され、本作が新3部作の序章であることも明かされていましたが、製作会社の倒産と版権の売買により、続編は製作中止になった。

・クリスチャン・ベールは、イギリスの俳優で、13歳の時に『太陽の帝国』のオーディションで選ばれて子役デビューをしています。

・本作は、ターミネーターシリーズで初めて「審判の日」以降を描いた作品で、ターミネーター自体は、そこら中にいる状態となっています。

・そのため、過去の作品と比べても、武器やマシン自体は実在する兵器ではなかったりします。

・ターミネーター自体も多数の機種が登場し、主に「T-600」型という初期の人型ターミネーターが出てきます。これは、機械のボディにゴムの外装があるので、すぐに判別のつくターミネーターとなっています。

・他にも「T-1」といった、人型ではないターミネーターの初期型も登場します。

・そんな多数のターミネーターとトラップを駆使しつつ戦うカイル・リースは非常に魅力的であり、更にジョン・コナーもマシンの弱点を突いて戦うところもあり、いままでのシリーズでは「なぜジョン・コナーが物語のキーになるか?」というところがわかりやすく描かれています。

・この点については、あまり明確にしりたくなかった点でもあり、多勢に無勢なのはわかっている中で、戦いに勝利する方法は、想像の範囲内でのことで良かったというのが理由です。

・また、新登場でキーキャラクターのマーカスは、色々と複雑な設定ではありますが、こちらも、物語をふくらませる要素である以上のところはなく、よくよく思うと、ターミネーターの終末後の世界は実は対して描くことがないことに気が付きます。

・結局はマシン対人類で、人類が勝利するというシナリオは変わらないわけで、その勝敗のきっかけは、当初のシリーズ1作目の1984年で決着することにしかならないのです。

・物語的には、ジョンもカイルも死亡せず、カイルが終盤に1984年に送られることで、決着する物語として円環構造が閉じているところもあります。

・続編では、様々な設定や新しい要素が出てきますが、やはり、蛇足感のみが漂うところが大きく、本作では、終末後を描いているので、意外とターミネーターの物語の構造自体が破綻している印象があります。

・そんな印象はあるのですが、毎回マンネリ化をするシリーズに新たな印象を作った本作としては、ファンとして観ておくべき作品だったと思います。

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