【日本映画】「パラレルワールド・ラブストーリー〔2019〕」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【原作】
【出演】玉森裕太//水間ロン/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 崇史は、親友の智彦より恋人を紹介される。麻由子というその人は毎朝、通勤電車で見かける人だった。ある朝、目を覚ますと、麻由子は崇史の恋人となっていた。2つの世界の狭間に迷い込んでしまった物語。

謎解きパズルのピースの埋まる瞬間を体験することを念頭に観ることをオススメします

森義隆監督は、テレビドキュメンタリー作品を手掛けたのち、2008年に 「ひゃくはち」で映画監督デビューしています。

原作は東野圭吾でミステリー作品が得意な作家で、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞しています。

玉森裕太は、アイドルグループKis-My-Ft2のメンバーとして活躍しながらも、様々な映画やドラマに出演している役者です。

物語は、主人公視点で描かれる不思議なストーリー。

題名のパラレルワールドというように、複数の現実が描かれて、自分自身がどの世界で本当はどういうことになっているのかを観る映画です。

崇史の視点で描かれるため、感情移入もしやすいのですが、呼ばれる名前が、敦賀崇史と三輪智彦、津野麻由子と主要登場人物の名前の苗字と名前の2種類で呼ばれるところがあり、難解な物語構成なのに、輪をかけて人物が誰を指しているのか見失いがちになります。

せめて下の名前だけに統一してもらった方が理解しやすかったのかもしれません。

要所要所で前後の関係性が分かりにくいシーンが繋がるためコレもまた理解されにくい展開となっています。

その分かりにくい展開をいかに分かりやすく伝えるかが本作のキモでもありますが、やはり分かりにくいです。

この分かりにくいままストーリーが進み、終盤で智彦の研究室に招かれるところから種明かしとまとめが始まります。

難解な内容を説明してくれますが、やっぱりモヤモヤするところではあります。

とは言え、ここからさらに物語は進むわけで、頭の中で少しずつ整理しながら見れば、ほとんどの伏線がぴったりとパズルのピースのように埋まりはじめます。

パズルのピースが埋まっていくのですが、妙に快感になるようなスッキリさが乏しく、つじつま合わせのようにも思えます。

つじつま合わせと思ってしまうと全てがご破算となるので、そこはあまり気にしない方が良いです。

スッキリとペースに流されて観ることで、このミステリーの良さが理解できるのかと思います。

最後まで観た後に、もう一度見直したくなるような映画ではあり、見返すことで理解を深められます。

東野圭吾のミステリーは良作が多く、映画化された作品も駄作は少ないので、謎解きパズルのピースの埋まる瞬間を体験することを念頭に観ることをオススメします。

予告編

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