【監督】吉田大八
【出演】大泉洋/松岡茉優/宮沢氷魚/池田エライザ/斎藤工/中村倫也/坪倉由幸/和田聰宏/石橋けい/森優作/後藤剛範/中野英樹/赤間麻里子/山本學/佐野史郎/リリー・フランキー/塚本晋也/國村隼/木村佳乃/小林聡美/佐藤浩市/
【あらすじ】主人公は、大手出版社「薫風社」に勤務する速水。彼は、社内でも不人気な雑誌「トリニティ」の編集長。無理難題を押し付けられて廃刊の危機に陥れられるが、新人編集者 高野とともに、作家やモデル、ライバル誌や会社上層部と様々な駆け引きを繰り広げる。
吉田大八監督は、CM制作会社でテレビCMを数多く手掛けたあと、プロモーションビデオ等映像分野の幅を広げ、2007年「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で長編映画監督デビューをしています。2013年「桐島、部活やめるってよ」では、数多くの映画賞で称賛され、第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞を始め各賞を受賞しています。
大泉洋は、北海道出身で、学生時代に「TEAM NACS」を立ち上げ、その後北海道を中心に活躍、2004年に東京に進出し、親しみやすいキャラクターで、TVや映画で活躍する俳優です。
松岡茉優は、8歳のときに妹がスカウトされ、その際に妹のついでにスカウトされます。2008年『おはスタ』のおはガールとして出演し、その後はドラマやテレビのホスト役など女優にとどまらない活躍をしていましたが、2007年『勝手にふるえてろ』で評価され、様々なジャンルで活躍しています。
物語は、大手出版社に務める編集長が「トリニティ」という雑誌の存続を懸けて様々人々と駆け引きを繰り広げるストーリーです。
「騙し合いバトル、開幕!」というコピーがあるように、出版社で雑誌の編集を下敷きに、様々な駆け引きが予想されます。
観ている側も騙されそうな印象のある予告編で、一筋縄ではいかないような展開が予想される作品です。
音楽は、2003年から活動しているプログレッシブバンド「LITE」が手掛けており、個人的にもファンではあるので、これだけでも期待できます。
原作は、塩田武士の小説で「騙し絵の牙」は2018年本屋大賞6位に選ばれてもいます。
原作の時点で、大泉洋をあてがきとして小説が書かれており、今回の映画化にはまさしくピッタリな配役となっています。
2013年「桐島、部活やめるってよ」で数々の賞を受賞し、他にも「紙の月」「美しい星」と良作を作り上げている吉田大八監督の作品なので、キャストもスタッフもかなり取り揃えられていると思います。