【日本映画】「望み〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】堤幸彦
【原作】
【出演】/石田ゆり子/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 石川一登は、妻 貴代美と息子と娘の4人家族。一級建築士でもあり、高級な家に住んでいたが、息子 規士がサッカー部を辞めて以来、無断外泊などをはじめ、ある日、家を出たきり、帰ってこなくなる。そんななか、規士の同級生が殺害される事件が発生する。

望み

結局のオチは、観てもらうのが良いのですが、一つの家族に暗い影が差し込むような物語なので、落ち込んでいるときに観るのはおすすめしません

・堤幸彦監督は、TVドラマと劇場映画の両方を独特な世界観で制作することで知られており、軽快な演出とこだわりの映像でファンも多いと思われる監督です。

・堤真一は、1984年にジャパンアクションクラブに入団し、俳優活動をします。JAC退団後は、様々な演劇に出演をし、テレビドラマ『ピュア』「やまとなでしこ」で人気となります。舞台や映画、テレビドラマと多彩な活動をしている俳優です。

・石田ゆり子は、高校生のときにスカウトされ、1988年ドラマ『海の群星』で俳優デビューしています。は実の妹となり、1ヶ月遅れで芸能界に入っています。映画やドラマに多数出演していますが、控えめな存在感でもありながら、印象の残る演技のできる女優です。

・第七回山田風太郎賞候補作「週刊文春ミステリーベスト10」2016年国内部門第9位。

・物語は、家族4人の石川家で、長男が失踪してしまい、その同時期に発生した事件で、事件の真相について家族が悩み、それでも真実を求めていくストーリーです。

・序盤は、石川家の日々が描かれ、4人家族の関係性と事件の発端が描かれていきます。

・そのうちに、長男が失踪をし、同時期に起こった事件の関係性が疑われ始めます。

・「加害者」か「被害者」のどちらかを問われる中、家族がどんどんと闇にとらわれてしまう。

・特に母親役の石田ゆり子の言動が、普通に見えて、かなり狼狽しているところは、逆に不安感を感じます。

・ポイントは、事件の状況というよりも、発生した事件による、家族関係と周囲の人間の変化であり、家族の視点と立ってしまうような演出なので、なかなか疎外感を感じます。

・結局のオチは、観てもらうのが良いのですが、一つの家族に暗い影が差し込むような物語なので、落ち込んでいるときに観るのはおすすめしません。

望み

 

望み

  • 堤真一

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望み (角川文庫)

 

望み (角川文庫)

  • 作者:雫井 脩介
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