【監督】テイラー・シェリダン
【出演】アンジェリーナ・ジョリー/フィン・リトル/ニコラス・ホルト/エイダン・ギレン/ジョン・バーンサル/メディナ・センゴア/タイラー・ペリー
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 ハンナは過去に山火事での出来事にトラウマを抱えてしまった森林消防隊員。ある日、勤務中に父親を暗殺者に殺された少年 コナーと出会う。
物語の展開はオーソドックスなところはありますが、観ていてダレる要素もなく、しっかりと物語を牽引できているところは良いところ
・テイラー・シェリダン監督は、2003年に俳優として映画デビュー後、2011年「BOUND9 バウンド9」で映画監督デビューをしています。映画監督と俳優の二面性を持ちながら、活動を続け、2016年「最後の追跡」ではアカデミー脚本賞にノミネートされています。
・アンジェリーナ・ジョリーは、 父 ジョン・ヴォイト、母 ミシェリーヌ・ベルトランの娘で、どちらも俳優の両親となっています。14歳より、モデルデビューをし、16歳頃より、俳優として演繹を学び始めています。1995年『サイバーネット』で映画初出演をし、1999年『17歳のカルテ』でアカデミー助演女優賞を受賞しています。『60セカンズ』『トゥームレイダー』『Mr.&Mrs.スミス』などヒット作に出演していながらも、慈善活動にも力を入れており、2011年から映画監督しての活動もしている多彩な女優です。
・物語は、森林消防隊員の主人公が、とある陰謀に巻き込まれた少年に出会い、暗殺者に追われるストーリーです。
・序盤から、山火事の映像が描かれ、それは主人公ハンナの夢だということがわかります。
・その後、ガス漏れ検査として2人調査員がとある家に訪れますが、重要な演出は描かれません。その後のテレビのニュースでその行動の事実がわかります。
・その後、とある父と子の家族が描かれますが、何があったかの全容は説明されません。
・全容を説明されないので、何が起こっているのかがわかりにくいのですが、徐々に話を説明されていきます。
・主人公 ハンナも過去の山火事のトラウマから、行動を監視されるような感じもあり、そのトラウマと向き合っている女性となってます。
・だんだんと各登場人物の状況と事情がわかってくるところとなり、追われるものと追うもののそれぞれの立場がわかるようになっています。
・山火事ということも本作のポイントになっており、終盤でしっかりとそのトラブルが伏線となってきます。
・「方向が違ってるぞ」「ええ、いいの」
・こういう機転の利くところは良いです。
・概ねの事情は中盤までに描かれ、その状況からどう打開していくのかという展開となっていきます。
・雷を食らってしまうと体に「リヒテンベルク図形」という形で後遺症が残ります。その点をさらっと描いています。
・なお、カミナリに当たっても、70~90%は命は取り留めると言われています。
・原題は、「Those Who Wish Me Dead」となっており「死んでほしい人」となりますが、邦題は「モンタナの目撃者」となっており、どうもツカミの悪いタイトルのような気もします。
・終盤の山火事は雪山の雪崩の逆バージョンのような印象もあり、迫力があります。
・物語の展開はオーソドックスなところはありますが、観ていてダレる要素もなく、しっかりと物語を牽引できているところは良いところです。
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