作品紹介
【監督】米倉強太
【出演】阿部寛/菜々緒/アリッサ・チア/サヘル・ローズ/津田健次郎/リン・ボーホン/YOUNG DAIS/
【個人的評価】★☆☆☆☆
【あらすじ】主人公 野原はハッキングにより株価操作をして捕まってしまった天才ハッカー。ある日、FXトレーダー 杏子が現れ、FX市場で利益を得ようと企てる。
非常な残念なところが目立つ作品
米倉強太監督は、モデル活動をしながら役者をめざしていたが、のちに映像制作に関わり、ショートフィルムやCMなどを制作しています。2025年「キャンドルスティック」で初映画監督としてデビューしています。
阿部寛は、「集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞」で優勝し、以降モデルとして活躍しています。1987年『はいからさんが通る』で映画デビューをし、人気となりますが、徐々に低迷し、2000年『TRICK』の人気により新境地を見出し、その後、コメディからシリアス物まで柔軟に役をこなす俳優となっています。
物語は、天才的ハッカーの主人公が、AIを騙してFXトレーダーらとともに、大金を得ようとしていくストーリーです。
序盤から、株取引のFXを説明しているセミナーが描かれ、主人公の野原が自動車のMINIから出てきて、とある場所にむかうシーンとなり、オープニングタイトルになります。
その後、野原ととある男が喫茶店で会話をしており、そこで数字が色で見える状況について語られます。
本作のタイトル「キャンドルスティック」とは、株価のグラフを示したものであり、株価の変動を表したキャンドルスティックについて、株取引をテーマにした内容です。
序盤までで感じてしまうところは、英語と日本語が入り乱れる内容であり、日本だけでなく、世界的な物語ということは理解できるのですが、複数のシーンと登場人物が説明なく描かれていくので、非常に演出が悪いです。
また、時間の前後関係がわかりにくく、過去の話をしているのか、今の話をしているのかがわかりにくいです。
主要人物が複数いる内容ですが、そもそも、株取引のハッカーの物語として、説明が少ないので、何がなんだかわからないところがあります。
演出的にもカット割りの唐突さの効果が逆に内容を複雑にみせているところがあり、物語を楽しむ余地がありません。
阿部寛の出演している作品は、総じてわかりやすい作品が多いだけに、本作は、圧倒的に演出ミスと、物語を伝えようとする意思がなく、非常な残念なところが目立つ作品です。
あらすじ的には面白そうな作品を感じてしまうだけに、説明や演出意図が、物語を伝えようとしていないところがあり、もっと正攻法な演出であれば、見方が変わったのかもしれません。
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