作品紹介
【監督】川村元気
【出演】二宮和也/河内大和/浅沼成/花瀬琴音/小松菜奈/
【個人的評価】★★☆☆☆
【あらすじ】主人公の男は、地下通路を歩いているうちに同じ通路を歩いていることに気がつく。案内板に書かれた「8番出口から、外に出ること」というメッセージより、8番出口を探していく。
本作が微妙に感じたところはキャスティングに関係しているのかも
川村元気監督は、2005年『電車男』を企画・プロデュースをしています。その後、『デトロイト・メタル・シティ』『告白』『悪人』と話題作を企画・プロデュースし、2012年『世界から猫が消えたなら』で作家デビューもしています。『君の名は。』『怒り』『何者』なども企画しており、企画プロデュースを幅広く手掛けています。2018年「どちらを選んだのかはわからないが、どちらかを選んだことははっきりしている」で初監督をしており、2022年「百花」では、監督・脚本・原作をしています。
二宮和也は、嵐のメンバーとして活躍しながら、2003年「青の炎」で映画単独主演をしており、蜷川幸雄監督に評価され、その後、役者として数々の作品で巧みな演技を見せています。2006年には『硫黄島からの手紙』に出演し、クリント・イーストウッドからも「類まれなる才能」と評されています。
小松菜奈は、モデルとして雑誌で活躍後、中島哲也監督の「渇き」で 映画デビューしています。2016年にはシャネルのブランドアンバサダーを務めたことのある女優です。
本作は、2023年に発表されたKOTAKE CREATEのゲーム「8番出口」をモチーフとした作品で、このゲームは、ほぼ1人で開発されたゲームでもあります。
物語は、とある不思議な通路に迷い込んでしまった主人公が、案内板のメッセージから、8番出口から脱出しようとしていくストーリーです。
序盤から、主人公が、地下鉄に乗っている状況が描かれ、近くにすわる赤ちゃんが泣いている状況に乗客がキレているのですが、この状況でキレている姿を見せられると、むしろキレ散らかしている男性にイラッと感じます。
電車を降りた主人公が、とある女性から電話をして、会話となり、電話を切ったあと、ゲームでみおぼえのあるような地下道に迷いこみます。
本作はゲーム「8番出口」の実写化であり、8番出口から脱出するカジュアルゲームなのですが、非常にシンプルかつ意外性のある作品なので、そこそこ楽しめるゲームです。
8番出口は、実際にプレイすると非常に面白く、スマートフォンでもプレイができるので、実際にプレイしてから映画を観る方が良いかもしれません。またゲームの設定と同じであれば、変化の場所がネタバレになるので、先にゲームを体験した方が良いです。
序盤は、主人公視点のアングルで物語が進み、その後、「迷う男」として、主人公の男の行動を通じて、なかなか抜け出せない地下道をなんども行き来することになります。
登場人物が限られている点と特に説明もあまり必要がないところでもあり、難解なところはありませんが、やはりゲームの「8番出口」をプレイしていないとさほど面白くはないと思います。
また、「8番出口」で通り過ぎる男性の意味も多少解釈できるようなところがあり、良かったような気もします。
「我道が正しかったなんて、誰もわからないよ」
出演シーンが少ないながらも、小松菜奈の存在はちょっと重要でもありますが、特に小松菜奈である必要もなく、実は、本作が微妙に感じたところはキャスティングに関係しているのかもしれません。
問題は、二宮和也自体がもうちょっと服装を考えたほうが良かったような気もします。それでなくとも貫禄を感じない外見でもあり、父親感や大人的な感じがしないところはあります。
若さと若作りと年相応と貫禄というところを考えてしまうところがあります。
暗に、「大人になれよ」というようなことを言っている気もしますが、そういうことをメッセージとするのであれば、他の題材でやったほうが良かったようにも思います。
シンプルなものに深みをあたえて作品の印象を高めるというのでも良いのですが、「8番出口」のゲームに必要はなかった点と、序盤でイラッと感じてしまったところを落し所に持っていくところに非常に不快感しか残らない点は残念でしかないです。
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