作品紹介
【監督】関和亮
【原作】東村アキコ
【出演】永野芽郁/見上愛/畑芽育/鈴木仁/神尾楓珠/森愁斗/青柳翔/長井短/津田健次郎/斉藤由貴/有田哲平/MEGUMI/大森南朋/大泉洋/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 林明子は、宮崎県に暮らす女子高生。美大志望の彼女は絵画教室に通うがそこでスパルタ絵画教師の日高先生と出会う。
漫画家となった東村アキコですが、彼女の絵を描くという根本にはこんなことがあったのかと
関和亮監督は、ミュージックビデオ等で活躍をし、Perfumeの初期のPVやビジュアルを手掛けています。CMやドラマを手掛けて折、2015年『Living Behavior 不可思議/wonderboy 人生の記録』で映画監督デビューをしています。
永野芽郁は、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロインを演じており、今後の活躍に期待できます。なお、好きなお笑い芸人は「なかやまきんに君」だそうです。
見上愛は、2019年『ボイス 110緊急指令室』でテレビドラマ初出演をし、女優デビューをしています。その後、ドラマに出演をし、2020年「星の子」で映画初出演をしています。2024年にはNHK大河ドラマ『光る君へ』にも出演をしており、2024年「不死身ラヴァーズ」では単独初主演をしており、今後が期待できる女優です。
本作は、漫画家の東村アキコの自伝的な作品でもあり、第8回マンガ大賞と第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した漫画「かくかくしかじか」の実写映画化です。「かくかくしかじか」は全5巻の内容で、すでに完結しているところはあり、女性漫画版の「まんが道」を想定して書かれた作品でもあります。
物語は、将来漫画家を目指す美大志望の主人公の女子高生が、絵画教室でスパルタな教師と出会い、過ごしていく9年間を描いたストーリーです。
序盤から、2015年に漫画家になっている東村アキコが描かれ、マンガ大賞を受賞しているまでの立派な漫画家になっています。
そこから、昔のことを振り返っていく展開であり、30年前に小学生だったころの東村アキコが宮崎で漫画を描いて、美術大学を目指すようなところにもなります。
主人公を演じるのは永野芽郁でもあり、非常に可愛らしいところもあるのですが、本作が劇場公開される前に不倫スキャンダルがあったこともあり、あまり真面目に本作を観ることが難しくなっているのは厳しいところです。
作品と俳優の私生活にはなんの関係もないのですが、やはりそれなりに影響力を持ちながら表現を生業としている俳優としては、イメージと言うところは大事にしてほしいところはあります。
本作の大筋としては、主人公の東村アキコとスパルタ絵画教師の日高先生との関係性を描いた作品でもあり、日高先生を演じる大泉洋のキャラクター性が非常に面白く、コメディのようなところもあります。
絵画教室自体はなかなか一般的に知られるようなところではないのですが、本作では、描かれているような絵画教室ということで理解すればよいと思います。
「明日からまた描け」
日高先生のスパルタ気質なところもあり、絵を描くこと自体に嫌気がさすような印象もありますが、むしろ絵が上達するためには描くしかないということも理解できます。
東村アキコが絵を描くことについて日高先生から教わったことや、日高先生の時代に沿わないスパルタ的な手法が後々の糧になっていくところでもあり、日高先生との師弟関係が本作のポイントとなってきます。
「時間が経ってもずっと残ってるもんがあるやろ」
漫画家となった東村アキコですが、彼女の絵を描くという根本にはこんなことがあったのかと思うと、原作マンガを読んだほうが良いのかもしれません。
原作マンガの執筆も自身の生い立ちを描くということで悩んだ末の「かくかくしかじか」であり、執筆中はアシスタントが号泣しながら描いていたとのことです。
デッサンと漫画には根本的に異なるところがあり、漫画ではその気付きや日高先生から教わったことが、東村アキコの作家性に大きな影響を与えていることは間違いありません。
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