作品紹介
【監督】ギャレス・エドワーズ
【出演】スカーレット・ヨハンソン/マハーシャラ・アリ/ジョナサン・ベイリー/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 ゾーラ・ベネットは、特殊工作員の女性。傭兵と考古学者とともに、心臓病に効果的な新薬に必要なDNAを「ジュラシック・パーク」へ採取しにいく。
終盤登場する大ボス的な恐竜がこのシリーズの毎回の目玉となりますが
ギャレス・エドワーズ監督は、2005年「世界沈没」で監督デビューをしており、その後、2010年「モンスターズ/地球外生命体」では、監督・脚本・撮影・視覚効果をこなしています。その後、2014年「GODZILLA ゴジラ」の監督に抜擢されています。2016年「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」でも器用に世界観を描き、作品の完成度には定評のある監督です。
スカーレット・ヨハンソンは、舞台女優として活躍後、1994年『ノース 小さな旅人』で映画デビューをしています。1996年『のら猫の日記』2001年『ゴーストワールド』と出演し、2003年「ロスト・イン・トランスレーション」で高い評価を得ています。数々の映画賞でノミネートされていますが、実際に受賞までにはならない場合も多く、ちょっと正しく評価されていない感じもしますが、まだまだ可能性のある女優です。
物語は、心臓病の新薬に必要なDNAを手に入れるために「ジュラシック・パーク」に向かい、そこで任務を遂行していくストーリーです。
序盤からジュラシックワールドの島で恐竜の研究をしているシーンが描かれ、厳重管理の施設となっていますがトラブルで施設内のDレックスが動きはじめてしまいます。
恐竜が復活して32年後の世界では恐竜との共存に失敗して、島は隔離状態となります。
街にも恐竜が一部いる世界の中で生活をしている環境でニューヨークでの状況が描かれ、製薬会社で新薬開発をしている説明がされます。
本作は、恐竜のいる世界おで残りわずかな恐竜のいる島に赴くことになり、心臓疾患の新薬開発のために調査に向かいます。
工作員のベネットとその仲間たちで3種類の恐竜、モササウルス、キタロサウルス、ケツァルトアコルスのからのサンプルが必要で、チームで島に入りサンプル回収に行きます。
ジュラシックパークシリーズも7作目となりますが、全体的なプロットは毎回似たようなところになります。
特にジュラシックパークシリーズの見どころは恐竜自体でもあり、恐竜が動いているところや獰猛なところを観るのがポイントです。
なので、細かい設定やプロットはありますが、ほぼ同じような展開となっています。島に行く間にどのようにサンプルを取るのかを説明され、今回のジュラシックワールドだけでほぼ設定はわかるようになっています。
別の家族が、ヨットで航海中に海にいる恐竜に襲われヨットが転覆するシーンがありますが今までのシリーズでは、陸生の恐竜ばかりでしたが、今回は海に生息する恐竜も描かれます。
今回は島にたどり着くまでのシーンが長く、いきなり恐竜のいる島でのサバイバルにはならないです。
サンプル回収のチームとヨットに乗っていた遭難した家族が合流して島に向かうことになりますが、そこでモササウルスに遭遇し、必要なサンプルの一つを手に入れますが、スピノサウルスとモササウルスの共生で襲われてしまい徐々に被害者が出てきます。
島に辿り着いてからいつものジュラシックパークのような展開となってきますが、今回も目的がしっかりとしているので展開はわかりやすいです。
島に上陸するときに明かされますが、今の島には昔に遺伝子実験をしてきたときに、新種が生まれていることが明かされ、今までのシリーズで出てきた恐竜とはちょっと違うことがわかり、序盤のDレックスというのもその一端ということになります。
あくまで昔に居たであろう恐竜が現在に現れるという物語であったシリーズですが、今回は亜種も登場するようなところもあり、若干リアリティからかけ離れる感じもします。
とはいえ、元々絶滅した恐竜が復活するというシリーズなので、あまり違和感なく観られます。
基本的な流れはいつものジュラシックパークでもあり、予想通りな展開でもありますので、アドベンチャー作品として平均的に面白く観られます。
前シリーズでは、恐竜と人間の共生があり、飼い慣らしているところもありましたが、本作では初期のジュラシックパークのように恐竜すべてが危険な存在ともなっています。
終盤登場する大ボス的な恐竜がこのシリーズの毎回の目玉となりますが、本作ではちょっと意表をつかれるようななにかが登場します。これを受け入れるかどうかで本作の感想が変わるところですが、個人的には、ギリギリ受け入れたいところでもあります。
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