【今週公開の新作映画】「TOKYOタクシー(2025)」2025年11月21日 公開情報と私感

作品紹介

【監督】山田洋次
【出演】倍賞千恵子/木村拓哉/蒼井優/迫田孝也/優香/中島瑠菜/神野三鈴/

【あらすじ】主人公 宇佐美浩二は、タクシー運転手の男性。ある日、85歳の高野すみれを東京柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになる。

公式サイト

山田洋次監督は、助監督経験を経て、1961年『二階の他人』で映画デビューをしています。1968年テレビドラマでの「男はつらいよ」を制作し、ヒットしたことで、映画で『男はつらいよ』シリーズを開始します。同シリーズは、ひとりの俳優が演じた最も長い映画シリーズとしてギネス記録が認定されています。その他に「幸福の黄色いハンカチ 」「学校」「武士の一分 」「東京家族 」「小さいおうち 」「家族はつらいよ 」と精力的な活動をしており、90歳という高齢でも映画製作を続けている巨匠です。

倍賞千恵子は、1960年松竹歌劇団に入団し、1961年に松竹映画にスカウトされ「班女」で映画デビューをしています。1963年「下町の太陽」で山田洋次監督作品に出演し、その後、「男はつらいよ」シリーズで高い人気を得ています。非常に長いキャリアを持つベテラン女優です。

木村拓哉は、元SMAPでジャニーズ事務所のタレントですが、非常に高い人気を維持しており、ヒット作も数え切れないほどあります。

物語は、あるタクシー運転手が、高齢の女性を高齢者施設に送ることになるが、東京の見納めに訪れたい場所があり各地で観光をしながら、彼女の過去を聞いていくストーリーです。

山田洋次監督の91作目の映画であり、2025年で94歳になる監督として、精力的な作品かと思います。

倍賞千恵子は、山田洋次監督映画には欠かせないところもあり、84歳という年齢ながらしっかりとした演技で活躍しています。

木村拓哉も山田洋次監督映画では、2006年「武士の一分」で出演しており、倍賞千恵子とも「ハウルの動く城」で声優で共演しています。

本作は、2022年のフランス映画「パリタクシー」が原作でもあり、内容をベースとした作品かと思います。

タクシーで東京都内を巡り、過去を思い返す展開でもあるので、登場人物はさほど複雑ではないと思います。

山田洋次映画は演出が非常にわかりやすくかと言って、古臭い内容というよりも、時代に習った流行歌なども取り入れてくるので、今を切り取っているかのような演出も多いです。

シンプルなストーリーでわかりやすい内容なので、まったりとして鑑賞できる作品かと思います。

予告編

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