作品紹介
【監督】武内英樹
【出演】浜辺美波/赤楚衛二/GACKT/髙嶋政宏/江口のりこ/池田鉄洋/音尾琢真/小手伸也/長井短/観月ありさ/竹中直人/野村萬斎/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】舞台は、2020年のコロナ禍。その状況で総理大臣が急死してしまい、この危機的状況に、歴史上の偉人をAIホログラムで復活させ最強の内閣を作り上げる。
コントを楽しめる人には良いのかと
武内英樹監督は、TVドラマの演出家として1996年「みにくいアヒルの子」でデビュー、その後、TVドラマから派生した映画製作にも関わり、映画やテレビなどで作品を作っている監督です。
浜辺美波は、東宝シンデレラオーディションでニュージェネレーション賞を受賞、その後多数の映画に出演し、『 君の膵臓をたべたい』で話題となりました。
赤楚衛二は、10代の頃からモデルとして赤楚衛名義で活動し、2015年より赤楚衛二として俳優活動をしています。『仮面ライダービルド』『仮面ライダーアマゾンズ』の2作品に出演しています。2019年には『ねぇ先生、知らないの?』で初主演をし、2022年『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で単独初主演をしています。テレビや映画で活躍しており、今後に期待できる俳優です。
本作は、眞邊明人による2021年発行のSF小説が原作となっています。
物語は、2020年の日本が舞台。コロナ禍で内閣総理大臣が急死してしまい、代わりに、AIホログラムで歴史上の偉人を復活させて内閣を作る。内閣総理大臣を徳川家康とし、織田信長や豊臣秀吉、紫式部や聖徳太子、坂本龍馬などが日本を立て直していくストーリーです。
序盤から、コロナ禍で混乱している日本が描かれ、内閣も不安定な状況となり、AIにより最強内閣を作ることが説明されます。
任期を1年として、歴史上の有名人で組閣され、偉人内閣が誕生します。
この時点ですでにコントではありますが、本作はコメディでもあり、技術力で生み出したという口上で、歴史上の著名人が多く登場します。
時代を超えた有名人でまとめあげられているので、それぞれの歴史上の人物がどういう人かわかっていれば、すんなり楽しめますが、各キャラクターはそれなりに説明もあるので、全員のことがわからなくても、しっかり楽しめます。
豊臣秀吉を竹中直人が演じていますが、見方によっては、モビットのCMにも見えますが、そもそもそういう誘導を意図的に行っているところもあります。
武内英樹監督なので、映画作品を見るとわかりますが、基本的にはコントを作っているので、コントな映画が好きな人にはよいでしょう。
全体的に、偉人内閣の一部の人間と、記者の西村が中心となる展開で、政治云々に関しては特にストーリー上は大きなところではなく、内閣の内輪揉めで話が進みます。
なお、本作は原作小説とはストーリーの多くが異なります。
コメディ作品ではありますが、「翔んで埼玉」が好きな人には良いのかもしれませんが、単純に何も得るものがない映画ではありますので、コントを楽しめる人には良いのかと思います。
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