作品紹介
【監督】横浜聡子
【出演】原田琥之佑/麻生久美子/高良健吾/唐田えりか/剛力彩芽/菅原小春/蒼井旬/
【あらすじ】主人公 奏介は、瀬戸内海の町に住む中学生。アーティストの移住支援をしている町で、子どもと大人の日々を描く。
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移住してくる人々のちょっと感覚がズレているようにも思えるところが、本作のポイント
横浜聡子監督は、青森県出身の監督で、2005年「ちえみちゃんとこっくんぱっちょ」で短編映画、2006年「ジャーマン+雨」で長編映画監督としてデビューしています。その後、2008年「ウルトラミラクルラブストーリー」を制作し、前編津軽弁の作品を制作しています。名字は横浜ではありますが、出身の青森県を題材にした作品を制作する監督です。
原田琥之佑は、2022年「サバカン SABAKAN」で映画初出演をしています。テレビドラマや映画で活躍しており、祖父が原田芳雄という家系の俳優です。
麻生久美子は、1995年『BAD GUY BEACH』で映画初出演をしています。その後、「カンゾー先生」で多数の映画賞を受賞しています。2006年「時効警察」でテレビドラマでのコメディを行い、人気となっています。時効警察の役柄の三日月しずかとして歌手デビューもしています。
物語は、瀬戸内海の町で暮らす主人公が、町のアーティスト移住支援の影響もあり、移住してくる大人たちとの関係を描いたストーリーです。
本作は、三好銀が原作で、コミックビームに連載している漫画「海辺へ行く道」シリーズを映画化した作品です。三好銀の漫画では初めて映画化された作品かと思われます。2016年に61歳で他界しています。
町に移住してくる人と主人公との関係を描いた作品でもあり、移住してくる人々のちょっと感覚がズレているようにも思えるところが、本作のポイントに思われます。
あくまで主人公 奏介視点で描かれる内容かと思われ、横浜聡子監督の過去作品からも考えると、非常に観やすい作品かと思われます。