作品紹介
【監督】白石晃士
【出演】菅野美穂/赤楚衛二/
【あらすじ】主人公 小沢悠生は、オカルト雑誌の同僚の編集者が行方不明になったことで、その原因を追求していく。
公式サイト
白石晃士監督作品が好きな人には、期待は裏切らないように
白石晃士監督は、大学で学費未納で退学後も、映画研究部で自主映画を制作しています。1997年制作の自主映画『暴力人間』が話題となり、数々の賞を受賞しています。2004年『呪霊 THE MOVIE 黒呪霊』で長編初監督をしています。その後も、ホラー作品を多く手掛けており、熱狂的なファンの多い監督でもあります。
菅野美穂は、1992年、中学3年生の時に「桜っ子クラブさくら組」のオーディションに合格し、芸能界デビューしています。1993年「ツインズ教師」で女優デビューをし、1995年「大失恋。」で映画デビューをしています。2013年に堺雅人と結婚しています。
赤楚衛二は、10代の頃からモデルとして赤楚衛名義で活動し、2015年より赤楚衛二として俳優活動をしています。『仮面ライダービルド』『仮面ライダーアマゾンズ』の2作品に出演しています。2019年には『ねぇ先生、知らないの?』で初主演をし、2022年『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で単独初主演をしています。テレビや映画で活躍しており、今後に期待できる俳優です。
物語は、オカルト雑誌編集部員の主人公が、突如失踪した同僚の編集部員のことを調べていくうちに、近畿地方のある場所に原因があることを突き止めていくストーリーです。
本作は、2023年に小説投稿サイト「カクヨム」に投稿された作品で、その後、漫画作品も作られ、映画化に至っています。
原作は、作家 背筋が原作の「近畿地方のある場所について」となっています。
白石晃士監督作品でもあるので、完成度に関してはかなり振れ幅があるように思います。
作風がモキュメンタリーの体裁を取っており、好みが別れる可能性がありますが、白石晃士監督作品が好きな人には、期待は裏切らないように思います。
恐怖と笑いは紙一重とは思いますが、コメディではない方向性の笑いがある作品かもしれません。