【アニメ】「Flow(2024)」★★★★☆

作品紹介

【監督】ギンツ・ジルバロディス
【あらすじ】人のいなくなってしまった世界で、森で暮らす猫が、洪水や天災に遭遇しつつ生き延びていく。

【個人的評価】★★★★☆

監督:ギンツ・ジルバロディス, Writer:ギンツ・ジルバロディス

素直に観ることで、何を伝えたいのかを感じられる作品

ギンツ・ジルバロディス監督は、ラトビアの映画監督で、2019年「アウェイ」で監督デビューをしているアニメーション作家です。

第82回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞、第97回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞

物語は、人のいない世界で、主人公の猫が大洪水の災害を経て生き延びていくストーリーです。

序盤から、森の中で様々な動物がいるところに、猫も登場します。

あくまで架空の世界でもあり、本作の主人公らしきものは黒猫となりますが、一切セリフもなく音楽と映像のみで描かれるのが本作の特長です。

風景や動物、川の水などすべてCGで描かれていますが、ある程度デフォルメされているので、実写ではないのはわかります。

とはいえ、動作やちょっとした動きは、動物感があり、とても良くできています。

単調のように見えますが、黒猫の視点で描かれていく流れでもあり、女児になかまの動物が増えていくような展開も言葉では表現されていないながらも、状況だけを見ていけば、わかるようにはできています。

ゲームの「ICO」などがすきな人にはこの説明のない世界観はわかってもらいやすいかもしれません。

本作のCGは、Blenderで制作されており、約5年の歳月をかけています。

人間は一切登場しない作品でもありますが、セリフがない分、感情に訴えてくる要素が浮彫りされるので、素直に観ることで、何を伝えたいのかを感じられる作品かと思います。

予告編

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