作品紹介
【監督】ジョセフ・コシンスキー
【出演】ブラッド・ピット/ダムソン・イドリス/ケリー・コンドン/ハビエル・バルデム
【あらすじ】主人公 ソニーはかつて世界的な有名だったカリスマドライバー。最下位のF1チーム「エイペックス」に誘いを受け現役復帰をする。
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内容的には万人受けの方向に振り幅があるのかと
ジョセフ・コジンスキー監督は、2010年「トロン: レガシー」で長編映画デビューをしています。その後、「オブリビオン」「オンリー・ザ・ブレイブ」を手掛けています。ナイキやAppleのCMも手掛けたこともある監督です。
ブラッド・ピットは、1987年『追いつめられて』で端役として映画デビューをし、後に『テルマ&ルイーズ』での出演で注目され、『リバー・ランズ・スルー・イット』で知名度を高めています。1995年『12モンキーズ』で、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞し、アカデミー賞助演男優賞にも初めてノミネートされたことで、名実ともに人気のある役者です。
物語は、かつて世界的な有名だったF1ドライバーの主人公が、最下位のF1チームに復帰医し、そこで次第二才能と実力を発揮し、頂点を目指していくストーリーです。
本作は、ジョセフ・コジンスキー監督作品でもあり、「トップガン マーヴェリック」でわかりやすくおもしろい演出ができていたので、本作でも、その魅力を充分に描ききっている作品なのかと思います。
ワーナー・ブラザース・ピクチャーズとApple TV+の配給となっており、劇場公開のほか、Apple TV+でも配信の予定となっています。
Apple TV+では、ハプティックトレーラーとして、iPhoneで臨場感のある予告編を配信しています。
FIAと共同制作された作品でもあり、しっかりとF1の世界観を演出できている作品かと思います。
ストーリー性よりもF1の臨場感の演出が気になるところでもあり、要所要所2023年と2024年のF1シーズンの映像が使われているようです。
ブラッド・ピットとしては近年パッとしない活動でしたが、今回はある程度大作扱いでもあるので、内容的には万人受けの方向に振り幅があるのかと思います。
F1レース自体は世界的にはファンの多いモータースポーツですが、日本では、2007年頃をピークに減少の一途でしたが、近年はコロナ禍以降再び人気となってきています。
2007年以降の低迷は、リーマンショックの影響や、トヨタやブリジストンの撤退、日本人ドライバーの不在の状況も低迷の理由になっているように思われます。
本作のプロデューサーには、F1ドライバーのルイス・ハミルトンも参加しており、熱狂的なファンから、あまり詳しくない人まで、網羅できるような内容なのかと思います。