【今週公開の新作映画】「雪の花 ともに在りて(2025)」公開情報と私感

作品紹介

【監督】
【出演】

【あらすじ】時代は江戸時代末期。主人公 笠原良策は、福井藩で町医者をしている男。流行する痘瘡に対し、「種痘(予防接種)」で人々を助けようとする。

公式サイト

脇役として役所広司がいるところも良く、主役でも脇役でもしっかりと締めてくれるところも期待できるところ

小泉堯史監督は、大学卒業後、黒澤明監督の助手として務め、黒澤監督の遺稿『雨あがる』で監督デビューをしています。その後は、佳作ながらも、一作一作の完成度が高く、評価されている監督です。

松坂桃李は、2008年にオーディションでグランプリを受賞し、『FINEBOYS』専属モデルで芸能活動、その後、2009年『侍戦隊シンケンジャー』でテレビドラマ初主演をし、多数のテレビや映画に出演しています。

芳根京子は、2013年『ラスト シンデレラ』で女優デビューをし、2014年「物置のピアノ」で映画初出演にして初主演しています。

物語は、江戸時代末期に、町医者をしていた主人公が、「種痘(予防接種)」の予防法を知り、疫病を防ごうとしていくストーリーです。

本作は、吉村昭の小説「雪の花」が原作となっている実話ベースの物語です。

松坂桃李の時代劇は意外と珍しいところもあり、映画で言えば、2019年「居眠り磐音」以来ともなります。

病と戦っていく時代劇のような作品は数々ありますが、本作は実話に基づいているところもあり、しっかりとした作家性で物語を見せていく点では、小泉堯史監督の作品で、間違いないところには思います。

脇役として役所広司がいるところも良く、主役でも脇役でもしっかりと締めてくれるところも期待できるところです。

文芸映画っぽい印象があるのですが、しっかりと映画として厚みをもたせた作品なのかと思います。

予告編

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