作品紹介
【あらすじ】サウロンを滅ぼした実写版ロード・オブ・ザ・リングの183年前の物語。騎士の国 ローハンでは、平和が破られ、王女ヘラは、戦いを治めるために戦いを続けていく。
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ロード・オブ・ザ・リング実写版に登場したキャラクターはあまり登場してこないとも
神山健治監督は、アニメの自主制作を学生時代より始め、1996『人狼 JIN-ROH』の演出に関わっています。2002年『ミニパト』で初監督をし、同じく『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で TVアニメ初監督をしています。2009年『東のエデン』でTVと劇場版を監督し、その後も、アニメ映画を制作しています。
物語は、実写映画版の183年前の物語で、騎士の国 ローハンは戦いにより平和が破られ、王女ヘラは国民のために最大の敵であるウルフと戦っていくストーリーです。
ローハン国を描いた作品でもあり、これは「ロード・オブ・ザ・リング 2つの塔」の序盤に出てきた平原にある国のことでもあります。
実写版のロード・オブ・ザ・リングは非常に人気が高く、映画としての完成度も良いので、まずは、この3部作を観るのが良いです。
ロード・オブ・ザ・リング自体は、強大な力を持つ指輪を持つものが世界を支配するとも言われ、指輪を作ったサウロンという闇の王が失われた指輪を取り戻そうとしながらも、力の弱いホビットが指輪を葬り去るまでを描いた作品です。
本作は、その183年前となり、ロード・オブ・ザ・リング実写版に登場したキャラクターはあまり登場してこないとも思われます。
作品のキーとなる指輪も登場しますが、サウロン→イシルドゥア→ゴラム→ビルボ・バギンズ→フロド・バギンズと持ち主は変わっており、本作では、だれが指輪を持っているのかはわかりません。
少なくとも、ローハンの人らは指輪を持ったことはないので、サウロンとの対決にはあまり関係はないのですが、制作総指揮にロード・オブ・ザ・リングの監督でもあるピーター・ジャクソンが関わっているので、ロード・オブ・ザ・リングの世界観を更に重厚にさせるところでもあります。
指輪の破滅というところまでは描かれませんが、ローハンという国の成り立ちや後のセオデン王の先祖などが描かれるのかと思います。
アニメ単品でも楽しめる作品として作られているとは思いますが、やはり、名作でもある「ロード・オブ・ザ・リング 三部作」を鑑賞してから観ると、このよくできた世界観を深く堪能できると思います。