作品紹介
【監督】グレッグ・バーランティ
【出演】スカーレット・ヨハンソン/チャニング・テイタム/ジム・ラッシュ/レイ・ロマーノ/ウディ・ハレルソン/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】時代は、1969年のアメリカ。人類初の月面着陸を目指す「アポロ計画」から8年経過しても目的が達成できず、政府はとあるイメージ戦略を準備する。
サブスクで観る
真実自体は語っていないので、サラッとコメディとして観るスタンスであれば良い気が
グレッグ・バーランティ監督は、TVドラマの脚本や制作に携わり、『ブロークン・ハーツ・クラブ』(2000年)で監督でデビューしています。本人自体もゲイを告白しており、制作している作品も関連するような内容が多くなっています。
スカーレット・ヨハンソンは、舞台女優として活躍後、1994年『ノース 小さな旅人』で映画デビューをしています。1996年『のら猫の日記』2001年『ゴーストワールド』と出演し、2003年「ロスト・イン・トランスレーション」で高い評価を得ています。数々の映画賞でノミネートされていますが、実際に受賞までにはならない場合も多く、ちょっと正しく評価されていない感じもしますが、まだまだ可能性のある女優です。
物語は、1969年のアメリカを舞台に、人類初の月面着陸を目指しながらも、なかなか目的が達成できないことで、PRマーケティングとして、とあるプロジェクトを契約していくストーリーです。
序盤から、アメリカとソ連の冷戦から、アポロ計画等の時代背景が描かれ、そこからこの計画に関しての沽券に関わるところもあり、トンデモ的なプロジェクトで、体裁を保とうとしていきます。
史実では、月面着陸が行われたのは、1969年にニール・アームストロング船長らが行っていますが、その映像にはオカルト的にも、真実だったのかどうかが問われており、そのことをベースにコメディ的に描かれた作品でもあります。
PRマーケティングのケリーがNASAに呼ばれ、フェイクの映像を制作し、イメージ保つことを進めますが、そのフェイクを準備していくところに面白さがあります。
ポスターのイメージではラブロマンスのようにも見えますが、実際には恋愛要素よりも、プロジェクトをどう考えていくかというところのほうが中心になっています。
ウディ・ハレルソンが出演していますが、本作では普通のキャラクターでもあり、もうちょっと破天荒なところが見たかった気もします。
都市伝説的な「月面着陸はフェイクだった」ということをコメディ要素を織り交ぜながら制作された作品ではありますが、あくまで一つの視点でもあり、真実自体は語っていないので、サラッとコメディとして観るスタンスであれば良い気がします。
予告編
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