【今週公開の新作映画】「めくらやなぎと眠る女(2024)」

作品紹介

【監督】ピエール・ピエール・フォルデス
【出演】ライアン・ボンマリート/ショシャーナ・ビルダー/マルセロ・アロヨ/スコット・ハンフリー/アーサー・ホールデン/ピエール・ピエール・フォルデス/マイケル・チズ/

【あらすじ】2011年、東日本大震災の5日後、テレビで被害状況を観ていたキョウコは、夫に手紙を残して失踪する。夫 小村は、中身の知れない箱をある女性にわたすために北海道に行く。同じ頃、小村の同僚の片桐は、自宅に帰ると部屋に巨大なカエルおり、東京を救うために来たという。

日常を感じるようで、どこか非現実的な不思議な感覚の作品かと

ピエール・ピエール・フォルデス監督は、映画監督、作曲家、画家として活動し、自ら脚本で数本の短編映画を監督しています。

本作は、村上春樹の短編を6作をまとめた内容となっており、村上春樹原作としては、初のアニメ作品となります。

主な作品は、「かえるくん、東京を救う」「バースデイ・ガール」「かいつぶり」「ねじまき鳥と火曜日の女たち」「UFOが釧路に降りる」「めくらやなぎと、眠る女」となっており、6本の作品を1つの物語とまとめられていると思われます。

監督は、映画美学校で、2004年『椅子』を長編自主映画として初監督をし、その後、2005年に主宰の劇団青年団に演出部に入団し、映画祭を青年団俳優とともに企画開催しています。『ほとりの朔子』『さようなら』とさまざまな作品で評価され、特に2016年『淵に立つ』では、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞しています。

物語は、東日本大震災後の日本。妻が失踪してしまった男と、その同僚の前に現れた巨大なカエルが現れ、次の大地震から東京を守るためという目的があり、それぞれの姿が描かれていくストーリーです。

日本語版の演出は、深田晃司監督が手掛けており、オリジナル版と同様に、声優ではなく、俳優が声の演技を行っています。、玄理、が声優を担当しています。

独特な画風のアニメーションですが、日本のアニメーションではなかなか見ない画風でもあり、写実的な感じもしながらも、どこか非現実感のあるところは良い感じです。

109分の内容でもありますが、日本の生活をフランス人が見た視点から描かれており、日常を感じるようで、どこか非現実的な不思議な感覚の作品かと思います。

予告編

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