作品紹介
【監督】ニムロッド・アーントル
【出演】リーアム・ニーソン/ノーマ・ドゥメズウェニ/リリー・アスペル/ジャック・チャンピオン/エンベス・デイヴィッツ/マシュー・モディーン/アリアン・モーイエド/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 マットは、金融関係の仕事をしているビジネスマン。いつものように子供を車に乗せて学校に送ろうとするが、見覚えのないケータイに着信が入り、自動車に爆弾が仕掛けられていることを知る。
サブスクで観る
91分ノンストップのリアルタイム・サスペンスというコピー通り、非常にわかりやすい作品
ニムロッド・アーントル監督は、ハンガリーで映画を学び、2003年「Kontroll」で映画監督デビューをしています。その後、2010年「プレデターズ」を制作しています。
リーアム・ニーソンは、1981年『エクスカリバー』で映画デビューをし、『シンドラーのリスト』では、主演を演じ、アカデミー主演男優賞にノミネートされています。
物語は、金融関係の仕事をしているビジネスマンが、いつも通りに子供を学校に送るために、自動車に乗るが、その自動車には爆弾が仕掛けられていることがわかり、犯人の要求に応えながらも、解決策を見出してくストーリーです。
序盤から、コンピュータかなにかの基盤のアップの映像が続き、なにか半田付けをしている様子が描かれながらのタイトルバックとなります。これは物語の伏線であり、本作での爆発をする仕掛けの説明となっています。
主人公 マットは普通のビジネスマンですが、リーアム・ニーソンが演じている以上、只者ではないようなところは感じてしまうのは仕方ないです。
車で娘と息子を乗せて学校に送ろうとすると、車内にある見覚えのないケータイに着信があり、爆弾を車に仕掛けたととの脅迫があります。
犯人から爆弾を仕掛けられていることが説明され、他の車にも同様の仕掛けの爆弾により知り合いが車の爆弾で吹き飛ばされていきます。
このことで、爆弾が仕掛けられていることが事実であることもわかり、席を離れると爆発することがわかります。
本作は、2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」のリメイクとなっており、シチュエーションサスペンスとして好評だったところをうまく再現しています。
序盤の20分で状況も内容も理解でき、テンポよく一気に観られます。
自動車の車内で物語が描かれていくので、低予算な感じですが、リーアム・ニーソンがどこか超人的な強さがあるんじゃないか?と思ってしまうところに、本作でも、必ず逆境から立ち直ることが約束されているように見えます。
ほぼ車内のみで展開するストーリーでもあり、低予算映画のようにも見えますが、意外と安っぽくない演出で、始終緊張感のある展開にもなります。
終盤、犯人と対峙をしますが、これも意外なところもありますが、しっかりと伏線も用意されており、破綻するほどまでのストーリーではありません。
とはいえ、細かいところはツッコミどころがあり、特に座っている圧力により起爆装置が動作するという点では、何度か爆発してもおかしくないよなぁとは思ってしまいます。
物語自体は、マットの自動車が爆発をしてしまいますが、どのように爆発をし、マットの生死はどうなったのかは、観てもらうのが一番良いです。
91分ノンストップのリアルタイム・サスペンスというコピー通り、非常にわかりやすい作品です。