【洋画】「ソフト/クワイエット〔2022〕」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】ベス・デ・アラウージョ
【出演】ステファニー・エステス/オリビア・ルッカーディ/エレノア・ピエンタ/メリッサ・パウロ/シシー・リー/ジョン・ビーバース/ニナ・E・ジョーダン/ジェイデン・レビット/

【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 エミリーは、幼稚園の教師をしている女性。白人至上主義のグループを結成し、第一回目の会合に参加する。会合に参加した6人は日頃の不満や思想を話、意気投合していく。

ソフト/クワイエット

ソフト/クワイエット

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ある意味傑作かのようにも錯覚します

ベス・デ・アラウージョ監督は、アメリカの監督で、2022年「ソフト/クワイエット」で長編映画デビューをしています。

ステファニー・エステスは、アメリカの俳優で、「ザ・ループ TALES FROM THE LOOP」「Legion」「Sunny Family Cult」テレビシリーズなどに出演し、インディペンデント映画にも出演している女優です。

物語は、主人公は幼稚園の教師として仕事をしながら、白人至上主義のグループを結成する。6人のメンバーは日頃の不満や思想を話合ううちに、姉妹の家をいたずらとして荒らすことをするが、思わぬ自体に陥っていくストーリーです。

序盤から、妊娠検査薬で検査をしているエミリーが描かれ、妊娠をしたがっていることがわかります。

場所は幼稚園となり、そこで園児と会話をします。この時点ですでに気が付きますが、本作は、ワンカットで撮影された作品でもあり時間もリアルタイムで進んでいく内容となります。

そこから、幼稚園の近くの教会まで行き、そこで「アーリア人団結をめざす娘たち」を開催します。そこでは、白人至上主義的なところではあり、この集まりはどこか偏りを感じるところがあります。

差し入れのパイの切り込みも、後々の「ノリ」という思想があまり深く見えないところに実は、この集まり自体にも、あまり意味がないのではないかと思ってしまいます。

中盤でとあるドラッグストアでアジア人と口論になりますが、そこでも「ただのイタズラよ」という言葉でわかるように、実は本作の核心となるところは、その軽率なところに根ざしているようにも思えます。

主人公視点で描かれてはいますが、登場人物の多くに共感を感じないところがあり、この共感を感じるかどうかで本作の印象が大きく変わるように思います。

中盤以降で、とある事件が起こりますが、これもまた、主人公らの軽率さから起こってしまったこととも見えることで、本作に共感できる人はあまりいないのでは?とも思います。

ワンカットで撮影された作品の主眼と、この軽率な振る舞いから、とある一定の人へのメッセージにも思えます。SNSやYouTubeなど、動画配信が個人でサクッとできる昨今でもあり、そのことを風刺しているとみると、ある意味傑作かのようにも錯覚します。

というよりも、多分、本作の制作目的は、このメッセージだったのかと思えば、ワンカット撮影の意味も非常に納得ができます。

予告編

ソフト/クワイエット

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