【洋画】「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2022)」★★★★☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】ウェス・アンダーソン
【出演】ベニチオ・デル・トロ/エイドリアン・ブロディ/フランシス・マクドーマンド/ティルダ・スウィントン/ティモシー・シャラメ/レア・セドゥ/オーウェン・ウィルソン/マチュー・アマルリック/ビル・マーレイ/
【個人的評価】★★★★☆

【あらすじ】20世紀フランスの架空の街アンニュイ=シュール=ブラゼが舞台。雑誌「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集長 アーサー・ハウイッツァー・Jr.が亡くなり、追悼号として、最終号を作ることとなる。

徹底的にこだわった映像と画面レイアウト、豊富な登場人物、などウェス・アンダーソンの世界観が十分に楽しめる作品

ウェス・アンダーソン監督は、1992年「Bottle Rocket」で短編映画を制作し、1996年「アンソニーのハッピー・モーテル」で長編映画監督デビューをしています。1998年「天才マックスの世界」2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」で高い評価を得て、アカデミー脚本賞にもノミネートされています。独特な群像劇スタイルの作品が多く、「ダージリン急行」「ムーンライズ・キングダム」「グランド・ブダペスト・ホテル」など、高い評価の作品が多数ある監督です。

ベニチオ・デル・トロは、1988年『ピーウィーの空飛ぶサーカス』で映画デビューをしています。1989年「007 消されたライセンス」で強烈な印象を残し、1995年「ユージュアル・サスペクツ」ではインデペンデント・スピリット賞 助演男優賞を受賞しています。その後、「バスキア」「ラスベガスをやっつけろ」「スナッチ」に出演し、2000ねん「トラフィック」では、アカデミー助演男優賞を始め、数々の映画賞を受賞しています。「21グラム」「チェ 28歳の革命 / 39歳 別れの手紙」「ロープ/戦場の生命線」「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」など、数々の作品に出演しており、独特な存在感を放つ名優です。

物語は、雑誌「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集長 アーサー・ハウイッツァー・Jr.がなくなり、4つの特集を構成した追悼号を制作するストーリーです。

序盤から、フレンチディスパッチという雑誌の説明がされ、その雑誌がどイのように編集され、どのように誌面が作られ、編集されていたのが説明されます。そこで、編集長をしていたアーサー・ハウイッツァー・Jr.が亡くなり、その追悼号を制作することになりますが、本作はその特集を描いた内容です。

「私の部屋でなくな。」

「私は誰も切らない」

ここから、特集の内容へと物語が変わっていきます。

「自転車とレポーター」「確固たる(コンクリートの)名作」「宣言書の改訂」「警察署長の食事室」の4つの話を描いていますが、要は、特集の内容を実写していると考えると良いです。

看守と囚人の話が出てきますが、その関係は、画家とモデルと言うところでもあり、看守役のレア・セドゥは画家のモデルとしてフルヌードにもなっています。

設定が奇妙なところではありますが、ウェス・アンダーソンの世界観としては、むしろこういう要素を独特な演出で描いているところが魅力です。

「人が最後まで忘れないのは、匂いらしい」

途中でアニメも使われていますが、こういうところも、ウェス・アンダーソンらしさであり、徹底してシンメトリーを意識する画面作りが良い感じです。

徹底的にこだわった映像と画面レイアウト、豊富な登場人物、などウェス・アンダーソンの世界観が十分に楽しめる作品です。

予告編

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