【監督】イーライ・ロス
【出演】パトリック・デンプシー/アディソン・レイ/
【あらすじ】マサチューセッツ州の小さな町を舞台。感謝祭を祝う食卓を七面鳥の代わりに住民たちで飾ろうと殺戮を繰り広げる殺人鬼ジョン・カーヴァーの恐怖を描く。
ホラーとコメディは紙一重でもあり
イーライ・ロス監督は、大学の卒業制作で「レザボア・ドックス」のパロディとして、「レストラン・ドッグス」を制作し、学生映画祭で銀賞を受賞しています。その後、デヴィッド・リンチと知合い、2003年『キャビン・フィーバー』で映画監督デビューをしています。2006年「ホステル」で注目され、クエンティン・タランティーノ監督作品『グラインドハウス』のフェイク予告編『感謝祭』を監督しています。ホラーだけでなく、スリラー作品やアクション映画と広い作風のある監督です。
パトリック・デンプシーは、舞台俳優のオーディションで見出され、1985年「パニック・スクール/冒涜少年団」で映画デビューをしています。その後、多数の作品に出演しつつも、人気が低迷し、2005年テレビドラマ『グレイズ・アナトミー』で再ブレイクしています。映画やテレビで活躍している俳優です。
物語は、マサチューセッツ州プリマスを舞台として感謝祭のお祝いを七面鳥のかわりに人間で行う殺人鬼ジョン・カーヴァーの恐怖を描いたストーリーです。
本作はもともと、2007年『グラインドハウス』内でのフェイク予告編として作られた作品で、フェイク映画を普通に映画化したパターンの作品です。
R18+指定となるので、上映劇場はかなり少ないと思います。
2007年『グラインドハウス』自体がB級要素のある作品でもあり、本作も当然B級映画のノリとして作品ではあります。
B級ホラー映画を意識して作られていると思われ、恐怖シーンの描き方は、様々な作品のパロディが含まれているようにも思います。
ホラーとコメディは紙一重でもあり、クエンティン・タランティーノ監督らに注目された監督作品でもあるの、映画のツボをわかっている人にウケる要素が込められているのかと思います。