【監督】石橋夕帆
【出演】唐田えりか/芋生悠/石橋和磨/安倍乙/中山雄斗/石本径代/森田ガンツ/太志/佐々木伶/⼩野塚渉悟/
【あらすじ】主人公 飯塚希は、勤めていた会社を辞めて、コンビニでバイトをしている24歳の女性。毎朝むなしい気持ちで目覚める彼女は、ある日、コンビニで中学時代のクラスメイトの大友加奈子に出会う。
何もおこらない日々が徐々にかわり、気持ちの変化が起こっていく流れをふわっと描いているような気が
石橋夕帆監督は、2015年『ぼくらのさいご』で各映画祭で評価を得ています。その後、2017年『水面は遥か遠く』でショートショートフィルムフェスティバル&アジアミュージック・ショート部門奨励賞を受賞し、着実にキャリアを重ねている監督です。
唐田えりかは、2014年マザー牧場でアルバイトをしているときにスカウトされ、芸能界デビューをしています。その後、2015年テレビドラマ『恋仲』で女優デビューをし、TVやCMで活躍します。2018年『寝ても覚めても』でヒロインに抜擢され多くの賞を受賞しています。その際に共演者との不倫問題で一時期女優業を離れますが、2021年に短編映画で女優復帰をしています。
芋生悠は、2014年、第3回ジュノン・ガールズ・コンテストでファイナリストに選ばれ、2015年より女優として活動をしています。書道では師範の腕前のある人です。
物語は、会社を辞めてコンビニで仕事をしている主人公は、人生に諦めを感じながら毎朝目覚めているが、ある日、コンビニで、中学時代の旧友に出会い、徐々に日常に変化が出てくるストーリーです。
石橋夕帆監督が、唐田えりかを主人公にあてがきをしたこともあり、主人公の雰囲気は、そのまま唐田えりかな印象があるのかと思います。
学生から社会人になり、ふと仕事に馴染めずに会社をやめてしまうということは、意外と多い気もするところがあり、共感できる人は多いのかなぁと思うところがあります。
何もおこらない日々が徐々にかわり、気持ちの変化が起こっていく流れをふわっと描いているような気がします。
76分の短編的なところがありますが、石橋夕帆監督の初監督作品「左様なら」からの監督2作目ともなり、期待の持てる作品かと思います。