【今週公開の新作映画】「クレイジークルーズ(2023)」

作品紹介

【監督】
【脚本】坂元裕二
【出演】吉沢亮/宮崎あおい//菊地凛子/永山絢斗//岡山天音/松井愛莉//岡部たかし/潤浩//大貝瑠美華/眞島秀和//光石研//高岡早紀/

【あらすじ】主人公 冲方優は、豪華クルーズ船・MSCべリッシマのバトラー(執事)として仕事をしている男性。42日間のエーゲ海ツアーで出向をするが、そこに盤若千弦という女性が乗船する。

なんとなく豪華キャストという映画では、ストーリー性に難ありな印象も

瀧悠輔監督は、2013年からテレビドラマ制作に関わり、主にドラマやCMを制作しています。2018年には、緑黄色社会「リトルシンガー」のPVを制作しています。2023年「クレイジークルーズ」で映画初監督をしています。

吉沢亮は、2009年『アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン』でRight-on賞を受賞し芸能界入りをしています。2011年『仮面ライダーフォーゼ』で、2号ライダーを演じ、2013年にはテレビドラマ『ぶっせん』で初主演しています。映画やテレビと幅広い活躍をしている俳優です。

宮崎あおいは、4歳より子役デビューをしており、CMや雑誌の仕事をしています。1997年頃から女優業をはじめ、1999年「あの、夏の日 〜とんでろ じいちゃん〜」で映画初出演をしています。2001年「EUREKA ユリイカ」で注目され、その後、「害虫」「NANA-ナナ-」「ただ、君を愛してる」『少年メリケンサック』「ソラニン」などの作品に出演しています。2008年NHK大河ドラマ『篤姫』で主演を演じています。2017年、V6の岡田准一と再婚をし、仕事量を抑えながらも女優業を続けています。

脚本の坂元裕二は、「第1回フジテレビヤングシナリオ大賞」を19歳で受賞し脚本家デビューをしています。1991年「東京ラブストーリー」の脚本で人気となるも、1996年に仕事の在り方に疑問を感じ休養をしています。その後、テレビドラマ『きらきらひかる』を観たことをきっかけに、再度脚本を執筆するようになり、社会問題を取り入れた中身のある作品を多く手掛けています。『それでも、生きてゆく』『最高の離婚』『問題のあるレストラン』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』 『初恋の悪魔』を手掛け、2021年『花束みたいな恋をした』ではとても良い脚本を仕上げています。

物語は、豪華客船のバトラーの主人公が、乗船客とともに目撃してしまった殺人事件に巻き込まれていくストーリーです。

本作は、Netflixの配信映画でもあります。

多くの有名俳優が出演しており、クルーズ船での群像劇となっています。殺人事件を突き止めていく物語ですが、なんとなく豪華キャストという映画では、ストーリー性に難ありな印象も拭えません。

脚本は、坂元裕二でもあり、近年では、良作を連発しているので、心配する必要もないかもしれませんが、なんとなく、息抜きに作成したような感じもします。むしろ、坂元裕二脚本映画の次回作「片思い世界」に力を入れているのかもしれません。

予告編

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