【洋画】「エルヴィス(2022)」を観ての感想・レビュー

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【出演】

【個人的評価】

【あらすじ】「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定もされているエルビス・プレスリーを、マネージャーのトム・パーカーがプレスリーの活躍を思い返していくように描かれていく。

エルヴィス(字幕版)

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オースティン・バトラー, トム・ハンクス, オリヴィア・デヨング
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リアルタイムにエルビス・プレスリーが活躍したのは、1950年〜1960年代でもあり、さすがに親近感は湧きにくいところはあります

・バズ・ラーマン監督は、1992年「ダンシング・ヒーロー」で長編映画初監督をし、トロント国際映画祭で観客賞を受賞しています。1996年「ロミオ+ジュリエット」や2001年「ムーラン・ルージュ」と古典物語を独特な解釈で演出しており、高い評価を得ています。ミュージカルのようで、全く違う作風でもあり、独特なセンスのある映画監督です。

・オースティン・バトラーは、13歳のときにスカウトされ、テレビドラマ等で活躍し、2007年短編映画「The Faithful 」で映画デビューしています。テレビドラマで活躍していた時期が長く、近年映画にも数多く出演するようになってきた俳優です。

・物語は、エルビス・プレスリーの生涯を、マネージャーのトム・パーカーの視点から描いたようなストーリーです。

・序盤から、トム・パーカーが部屋で倒れてしまうシーンから始まります。

・そこから、1973年のエルヴィスのステージが描かれ、そこで、トム・パーカーがエルヴィスを殺してしまったことを弁護しはじめます。

・本作は、トム・パーカーの視点で、エルヴィスをみてきたことを描かれます。

・トム・ハンクスがトム・パーカーを演じていますが、かなり体重を増やしている風貌で、初見でトムハンクスとはちょっとわからないところがあります。

・特殊メイクかもしれませんが、ほぼ顎がないくらいの首にはちょっと驚きます。

・エルビスが人気となった腰をくねらせるようなダンスが描かれ、そこで観客が卒倒するなどのトラブルも描かれ、エルビスの独特なパフォーマンスが当時の人気だったことがわかります。

・「ぜんぜんわかんないよ」

・とは言うものの、ピンクの服を着たエルヴィスのパフォーマンスに声を上げる女性たちはこのセリフの通り、ちょっとわからないというのもわかります。

・実際にも、この「ハウンド・ドッグ」のパフォーマンスでの腰振りダンスはエルヴィスのインパクトのある歌唱だったらしいのですが、時代的なところもあり、2023年現在ではさほどセクシーと言う印象はないです。

・むしろ、マイケル・ジャクソンのほうがよっぽど扇情的な感じがします。

・ただし、183cmの身長と体格からダンスと歌声で魅了するパフォーマンスは、当時としては画期的だったのだと思います。

・本作では、オースティン・バトラーがエルヴィスを演じていますが、実際のプレスリーよりもスマートでしなやかな感じがします。

・無理にエルヴィスに寄せる見た目よりも、エルヴィスのもつオーラのようなものを別の視点で表現していたのかと思います。

・そして、本作の主人公はエルヴィスのように見えて、トム・パーカーのほうが主人公にも思えます。

・不思議なことに、感情移入する対象が分からず、なんとなく、感情を寄せ付けないような印象で延々と物語が進んでいくような気がします。

・終盤、40歳になったプレスリーが描かれます。実際には42歳で他界したプレスリーですが、死因は処方薬の極端な誤用による心臓発作となっています。晩年は、過食ともなり、体調を崩していたところはあります。

・最後に、晩年のコンサートシーンが描かれますが、渾身のパフォーマンスで、Unchained Melodyを演奏します。

・なんとなく、2018年「ボヘミアン・ラプソディ」のような印象も受けますが、自伝を描くという点では、素直にファンの気分で鑑賞するのがよいのかもしれません。

・ただ、難を言えば、リアルタイムにエルビス・プレスリーが活躍したのは、1950年〜1960年代でもあり、さすがに親近感は湧きにくいところはあります。

・バズ・ラーマン監督と音楽は相性がよいので、ミュージック映画として楽しみたいところもありますが、ライブシーンはさほど多くはありません。

・少ないパフォーマンスシーンですが、演出が良いので、むしろメリハリがあって良いところもあります。

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エルヴィス・オン・ツアー(字幕版)

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