【日本映画】「ケイコ 目を澄ませて〔2022〕」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【出演】/松浦慎一郎/佐藤緋美(HIMI)/中原ナナ/足立智充//仙
【個人的評価】

【あらすじ】主人公ケイコは、生まれつきの聴覚障害で両耳が聞こえない女性。耳が聞こえないながらも、下町の小さなボクシングジムでプロボクサーとしてリングに立つ。ある日、ボクシングジムが、閉鎖となってしまうことを知る。

ケイコ 目を澄ませて

ケイコ 目を澄ませて

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オーナーと2人で練習するシーンにはちょっとグッときます

三宅唱監督は北海道出身の映画監督で、初長編作は、『やくたたず』となります。その後、『Playback』で第22回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞し、活躍の場を広げています。

岸井ゆきのは、TVドラマを皮切りに多数の映像作品に出演し、2018年連続テレビ小説『まんぷく』で初主演をしています。

第72回ベルリン国際映画祭 正式出品作品

物語は、耳の聞こえない主人公の女性ボクサーが、下町の小さなボクシングジムでボクサーとして鍛錬をしていたが、ある日、ボクシングジムが閉鎖してしまうこととなり、彼女の周囲に変化が起こっていくストーリーです。

本作は、元プロボクサー・小笠原恵子の自伝「負けないで!」が原作となっています。

序盤からボクシングジムでのシーンが始まります。

主人公は、生まれつき両耳が聞こえないことを小時点で説明しています。

コンビネーションミットで練習するシーンが描かれますが、言葉はいらないトレーニングというのはわかります。

その上で、ミットの音がリズミカルでもあり、この音のリズムには練習風景だけでないリズム感が心地よいです。

実は主人公は耳の聞こえない設定でありながら、練習風景の音という点がとても印象的でもありこのギャップにはなにか糸があるように思います。

ジムの閉鎖を決めたあとに、オーナーと2人で練習するシーンにはちょっとグッときます。

本来なら、「耳を澄ませて」という言い方が普通なところですが、耳が聞こえないからこそ「目を澄ませて」というところなのかと思いますが、とても良いフレーズに思います。

予告編

ケイコ 目を澄ませて

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