【監督】三宅唱
【出演】岸井ゆきの/三浦誠己/松浦慎一郎/佐藤緋美(HIMI)/中原ナナ/足立智充/清水優/丈太郎/安光隆太郎/渡辺真起子/仙道敦子/三浦友和
【あらすじ】主人公ケイコは、生まれつきの聴覚障害で両耳が聞こえない女性。耳が聞こえないながらも、下町の小さなボクシングジムでプロボクサーとしてリングに立つ。ある日、ボクシングジムが、閉鎖となってしまうことを知る。
耳が聞こえないからこそ「目を澄ませて」というところなのかと思いますが、とても良いフレーズに思います
・三宅唱監督は北海道出身の映画監督で、初長編作は、『やくたたず』となります。その後、『Playback』で第22回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞し、活躍の場を広げています。
・岸井ゆきのは、TVドラマを皮切りに多数の映像作品に出演し、2018年連続テレビ小説『まんぷく』で初主演をしています。
・第72回ベルリン国際映画祭 正式出品作品
・物語は、耳の聞こえない主人公の女性ボクサーが、下町の小さなボクシングジムでボクサーとして鍛錬をしていたが、ある日、ボクシングジムが閉鎖してしまうこととなり、彼女の周囲に変化が起こっていくストーリーです。
・本作は、元プロボクサー・小笠原恵子の自伝「負けないで!」が原作となっています。
・岸井ゆきのと三浦友和のボクサーとボクシングジムの会長との関係が主なところに思われますが、それだけではないような作品にも思えます。
・本作の題名の「目を澄ませて」というところに重要な意味があるように思います。
・本来なら、「耳を澄ませて」という言い方が普通なところですが、耳が聞こえないからこそ「目を澄ませて」というところなのかと思いますが、とても良いフレーズに思います。
・岸井ゆきのの演技力は不安要素はないので、実話に基づいたストーリーを充分に楽しめる作品かと思います。