【監督】深田晃司
【出演】木村文乃/永山絢斗/砂田アトム/山崎紘菜/嶋田鉄太/三戸なつめ/神野三鈴/田口トモロヲ/
【あらすじ】主人公 妙子は集合住宅に住む女性。向かいの棟に再婚した夫の両親が住んでいる。夫 二郎と息子 敬太と3人家族で生活をしているが、ある日失踪した敬太の父 パクが現れる。
「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語となっており、深田晃司監督らしいメッセージのある作品かと思います
・深田晃司監督は、映画美学校で、2004年『椅子』を長編自主映画として初監督をし、その後、2005年に平田オリザ主宰の劇団青年団に演出部に入団し、映画祭を青年団俳優とともに企画開催しています。『ほとりの朔子』『さようなら』とさまざまな作品で評価され、特に2016年『淵に立つ』では、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞しています。
・木村文乃は、2004年『アダン』のヒロインオーディションで選ばれて、女優デビューをしています。その後、2006年『風のダドゥ』で映画初主演をし、以降様々な作品に出演しますが、2007年頃より持病で活動を停止し、2010年に再度スカウトされ、再デビューをしており、映画やドラマで活躍しています。
・永山絢斗は、兄弟がともに俳優をしており、2007年よりテレビドラマ、2008年「フレフレ少女」で映画に出演しています。2010年「ソフトボーイ」では初主演を務め、第34回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。テレビや映画に活躍する俳優です。
・主題歌は、 矢野顕子の「LOVE LIFE」となっており、この曲は本作のモチーフとなっています。
・物語は、再婚をして家族3人で生活をしていた主人公のもとに、前の夫が現れ、3人家族だった生活に変化が起こり始めるストーリーです。
・暗喩の多い深田晃司監督作品だけに、本作もとてもからくりがあるようなストーリーに思われます。
・「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語となっており、深田晃司監督らしいメッセージのある作品かと思います。
・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品です。