【監督】タカハタ秀太
【原作】佐藤正午
【出演】藤原竜也/土屋太鳳/風間俊介/西野七瀬/豊川悦司/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 津田伸一は、直木賞を受賞した天才小説家。ある日、新作小説をかきあげていく中で、実際に起った話のような物語で、フィクションなのかを担当編集者の鳥飼なほみが調べ始める。
序盤から見失ってしまった場合は、中盤以降はついていけなくなるので、注意が必要です
タカハタ秀太監督は、テレビ制作で仕事を始め、「天才たけしの元気が出るテレビ!!」でディレクターデビューをしています。2004年「ホテル ビーナス」で長編映画監督デビューをしています。
藤原竜也は、1997年に蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で主役オーディションで選ばれ、俳優デビューをしています。2000年「バトル・ロワイアル」で主演に抜擢され、その後テレビや映画だけでなく、舞台など幅広い活躍をしている俳優です。
藤原竜也は、1997年に蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で主役オーディションで選ばれ、俳優デビューをしています。2000年「バトル・ロワイアル」で主演に抜擢され、その後テレビや映画だけでなく、舞台など幅広い活躍をしている俳優です。
主題歌は、キリンジの「爆ぜる心臓」KIRINJI feat. Awich(ユニバーサル ミュージック)となっています。
物語は、直木賞作家の主人公が、新作の小説をかきあげていく中で、小説の内容がフィクションなのかと疑問が湧き上がり始める。
序盤から主人公 津田の周辺が描かれ、デリヘル嬢のドライバーをやっている冴えない男感があります。
ただ、この作品は説明と状況がちょっとわかりにくく、前半はちょっと苦痛な感じがあります。
登場人物もそこそこ多いのですが、それに輪をかけて、時間軸が唐突に変わり、さらには、小説の内容を描いている点も出てきます。
中盤でビデオを観ながら笑う藤原竜也は、ちょっと意外で、こんな笑い声を出すとは思っていませんでした。
岩松了やリリー・フランキーといい、胡散臭いような登場人物が出ており、そういう意味では本作の胡散臭さにマッチしているとも思えます。
音楽が妙にテレビ番組のサスペンスものっぽい感じで、ちょっと違和感を感じますが、音楽は、「キリンジ」の掘込高樹が担当しています。
物語の主軸が複数絡み合っているような印象もあり、本作のわかりにくさというところにもなります。
序盤から見失ってしまった場合は、中盤以降はついていけなくなるので、注意が必要です。
119分という時間で、かなり複数のできことを散りばめているので、整理しながら見るのが良いのですが、要は、どこまでが架空でどこからが現実か?ということを切り分けできれば、納得できるのかと思います。
個人的には、想像とはちょっと違う描き方ではあったので、がっかり感はありました。
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