【監督】ジョナサン・ヘンズリー
【出演】リーアム・ニーソン/ローレンス・フィッシュバーン/ベンジャミン・ウォーカー/アンバー・ミッドサンダー/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 マイクはイラク戦争の帰還兵で、トラック運転手として生計を立てる男性。弟のガーティも帰還兵ながら、心的外傷がありともに暮らしていたが仕事を解雇されてしまう。鉱山会社の腕利きドライバーの募集に応募するが、その裏には陰謀があった。
ストーリーはサクッと観られるところではありますが、重量というところをとても感じる作品
ジョナサン・ヘンズリー監督は、テレビドラマ『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』で映像作品に関わり、ダイ・ハード3では、脚本を手掛けています。1998年「アルマゲドン」では原案と製作総指揮に関わっています。2004年「パニッシャー」で初監督をしています。脚本、製作総指揮、監督と多彩な才能のある監督です。
リーアム・ニーソンは、1981年『エクスカリバー』で映画デビューをし、『シンドラーのリスト』では、主演を演じ、アカデミー主演男優賞にノミネートされています。
物語は、トラック運転手の主人公が仕事として凍結した湖を走り、鉱山に閉じ込められた作業員を救い出そうとするストーリーです。
序盤からトラック運転手の募集としてあつまった主人公が描かれ、その事情が示されます。
とはいえ、主人公がリーアム・ニーソンなので、だいたいのことは予測がつきます。
氷のヒビ割れはかなり恐怖感があります。
各所での描写がCG感満載なのですが、もう、最近のアクション映画では、こういう表現で作る方が予算もスケールも節約できるので良いのかもしれないのですが、リアルさを追求してほしいところはあります。
序盤で、ローレンス・フィッシュバーンがさらっと退場しますが、なんとなくそれで終わりな感じはしません。
3台のトラックで氷河を走破するのですが、トラックが横転するわ、ひび割れが起こるわと、危機感満載です。
ワイヤーで横転したトラックをもとに戻しますが、都合よく氷は割れません。
リーアム・ニーソンが主人公なので、アクションモノな感じを予測しますが、そういう系統ではないです。
と、言いたいのですが、中盤より危機に巻き込まれ、いつものようにリーアム・ニーソンテイスト感が満載となります。
中盤から、物語の全容が明らかになり始めますが、逆にちょっと複雑感もあるので、ここでしっかりと物語を把握しておく必要があります。
「金なんかどうでもいい、頭にきた」
こういうセリフとリーアム・ニーソンに言わせてしまうと、だいたいこの先の展開は予測がつきます。
「見た目ほどでもないよ」
とはいうものの、見た目ほどではあります。こういうビミョーなツッコミどころはB級作品樽ところにも思います。
終盤はあれだけ深刻だった氷の上でのトレーラーアクションになりますが、都合よく割れないところはさすがです。
他にも吊橋の重量制限など、とにかく「重さ」がポイントになる作品でもあり、色々の重量表現が描かれます。
ストーリーはサクッと観られるところではありますが、重量というところをとても感じる作品ではあります。