【洋画】「クライ・マッチョ〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】クリント・イーストウッド/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 マイク・マイロは、かつてロデオ界のスターだった男性。落馬事故をきっかけに一家離散と落ちぶれ、競争馬の種付けで生活をしていた。ある日雇い主から息子のラフォを誘拐してくるように依頼される。

クライ・マッチョ (字幕/吹替)

やはりイーストウッドの映画に対する思い入れをその先に感じてもらいたい作品

・クリント・イーストウッド監督は、1954年『六つの橋を渡る男』のオーディションで落選し、不遇の時代を過ごしながらも、1955年『半魚人の逆襲』で映画デビューをしています。その後、1959年『ローハイド』でテレビドラマ出演し、人気となります。1964年「荒野の用心棒」は当たり役となり、西部劇シリーズに主演しています。1971年「ダーティハリー」でもヒットとなり、全5作が制作されています。1971年「恐怖のメロディ」で監督業も携わり、1992年『許されざる者』で第65回アカデミー賞監督賞、作品賞を受賞しています。2004年『ミリオンダラー・ベイビー』でもアカデミー賞監督賞と作品賞を受賞しています。90歳を超えてもなお監督や俳優業を続けている俳優です。

・エドゥアルド・ミネットは、6歳のときに短編映画に出演し、以後映画やテレビに出演している俳優です。

・物語は、昔、ロデオで有名だった主人公が、現在の仕事の雇い主に頼まれ、息子をメキシコから誘拐してくるように頼まれるストーリーです。

・序盤は、雇い主のところでラフォを連れ戻してくるように依頼されます。

・なんとなく、運び屋でも感じた「老人が仕事を依頼され、その仕事をこなす」という筋書きと同様な感じもします。

・「運び屋」のときにも感じた「まだまだ男性として現役感」が本作でもほんのり漂いますが、正直、90歳にもなろうとする御大ですので、そのあたりはほどほどで良いのかと思います。

・本作では、薬ではなく、人物となり、そこから、家族や継承することのメッセージが込められていきます。

・題名のマッチョは、スペイン語で「雄の~」という、machoが変化した言葉となっています。

・日本の印象では、筋肉隆々等の肉体的な強靭さのイメージとなんとなくセクシャルなイメージのある印象となっています。

・「こんなイカれた帽子かぶりたくない」

・91歳の老人が素手で喧嘩するというのはなかなかすごいです。

・メキシコでの話なので、言語が英語ではなく、スペイン語となります。

・なお、メキシコでは、観光地であれば、英語は通じますが、首都のメキシコシティでも、英語が通じる場所は少ないらしいです。

・「そこにいろ、クソ野郎」

・拳銃を握るイーストウッドはなんとなく久々に観た気がします。

・「こいつはチキンじゃない、マッチョだよ。」

・物語のほとんどは、マイクとラフォの世代を超えた継承の物語ともいえ、物語の視点のブレも少ないのでとてもわかりやすい作品と言えます。

・アメリカの文化とちょっと異なり、やはり略奪や暴力も出てくるのですが、そのあたりは程々にそこそこにイーストウッド映画の感じがあり、「正義」であれば、特に何も恐れることはないというような感じも受けます。

・104分という上映時間でもあり、サラッと観られる作品ではありますが、やはりイーストウッドの映画に対する思い入れをその先に感じてもらいたい作品です。

・最後に、やはり題名はもうちょっと考えてほしかった気がします。(※邦題を考えてほしいというところです。)

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ビバ!マッチョ

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