【今週公開の新作映画】「四畳半タイムマシンブルース〔2022〕」が気になる。

【監督】
【原作】
【出演】

【あらすじ】京都のアパート「下鴨幽水荘」で唯一のエアコンのリモコンが壊れてしまい、動かなくなってしまう。そこに見知らぬ青年が現れる。彼は25年前野ミラからタイムマシンでやってきたという。

https://yojohan-timemachine.asmik-ace.co.jp/

四畳半神話大系』の巧妙な演出と世界観を踏襲しているのであれば、本作も地味面白い作品になっていると思われ

監督は、青森県出身のアニメータで、2003年より様々な作品の原画や動画を手掛け、2003年「スペース☆ダンディ」で監督を務めています。2005年「機動戦士ΖガンダムII 恋人たち」や2017年「夜は短し歩けよ乙女」などに参加し、2022年「四畳半タイムマシンブルース」で映画初監督をしています。

・原作のは、「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などを発表し、日本SF大賞を受賞している作家です。

・物語は、ボロアパートのエアコンのリモコンが壊れてしまい、そのタイミングでやってきた未来から来た青年とともに、壊れる前のリモコンを回収しようと前日に戻り過去を改変していくストーリーです。

・上田誠の戯曲『サマータイムマシン・ブルース』をアニメ化した作品で、登場人物は、『四畳半神話大系』から引用したコラボレーションの作品です。

・『サマータイムマシン・ブルース』は、実写版が、2005年に作られており、監督の軽快な演出で、個人的に超好きな作品でもあります。特にギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」を使った演出にはちょっとグッと来るところもあり、涙あり、笑いアリの傑作です。

・タイムトラベルというすごい技術が登場しますが、その利用方法が非常に些細なことでありながらも、登場人物の間では切実な問題の解決ということもあり、この重箱の隅をつつくような展開が地味面白いところです。

・アニメ化ということで、現実感が薄くなりがちですが、『四畳半神話大系』の巧妙な演出と世界観を踏襲しているのであれば、本作も地味面白い作品になっていると思われ、期待しています。

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