【日本映画】「リスタート〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/朝倉ゆり/夏目ベール/藤井俊輔/向井日菜海/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 未央は、シンガーソングライターとして上京するも、地下アイドルとして活動し、意図しないスキャンダルによってバッシングを受けてしまう。失意の中、故郷の北海道下川町に帰郷し、そこで自分自身を見直しながら、再び活動を開始していく。

リスタート

EMILYの歌声がしっかりとしているので、この点を注目してほしい作品

・品川ヒロシ監督は、1995年にお笑いコンビ『品川庄司』で活動をし、2003年『two shot』で短編映画監督としてデビューしています。2008年「ドロップ」で長編映画監督デビューをし、自身の小説が原作となっています。その後、「漫才ギャング」「サンブンノイチ」 などの作品を手掛け、2021年「リスタート」ではクラウドファンディングで資金を集めて映画製作をしています。

・EMILYは、2014年フォークデュオ2人組として活動を開始し、「HONEBONE」のボーカルとして活躍しています。2021年「リスタート」で映画初主演をし劇中音楽と主題歌も手掛けています。

・主題歌は、 ? ?EMILY「リスタート」となっています。

・2018年に北海道下川町と吉本興業がSDGs推進における協定を結び、「下川町株式会社」というプロジェクトを立ち上げたことがきっかけとなり、クラウドファンディングによる700名からの支援によって制作された。

・物語は、シンガーソングライターとして上京するも、スキャンダルによってバッシングされ、そのことで失意な状況となってしまうが、故郷で再び思い直していくストーリーです。

・序盤は、北海道での高校生活が描かれ、そこから、上京をして、本来やりたかったこととはちょっと違う道を歩んでいる未央が描かれます。

・未央自体がちょっとやさぐれているので、意外と男女の間になりそうでならないところは、本作がラブストーリーとはなっていないところに根ざしています。

・「性格の悪い写真が売れて、性格の悪い記事が読まれる」

・写真週刊誌でスクープを追う男性の子供と妻と同僚の会話の内容が異なるところはなかなかおもしろいです。

・男女七秋物語のネタがぶっこまれますが、ちょっと話題的には世代隔世の感じがします。

・2人組の写真週刊誌の人らのシレッと素性を調査されてもしっかりと対策されているところはなかなかすごい感じがします。

・全然関係ないのですが、かなり感があって妙に気になります。

・終盤は当然、再起をはかったライブを行うわけですが、いろいろなことが丸く収まっていく予定調和感はなんかモヤモヤします。

・要所要所は良いのですが、ストーリー自体は、こじんまりと予定調和なところがあり、それはそれで安心感がある作品ではありますが、なんとなく物足りなさも感じてしまいます。

・脇役に様々な人が登場しており、監督の人脈が為せるところかと思います。

・100分という時間でしっかりとまとまっている内容ではあり、映画という意味合いでは、演技やスケール感がちょっと物足りない感じもしますが、EMILYの歌声がしっかりとしているので、この点を注目してほしい作品ではあります。

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