【総監督】庵野秀明
【監督】鶴巻和哉/中山勝一/
【出演】緒方恵美/林原めぐみ/三石琴乃/
【あらすじ】世界規模の大災害が起こったと言われる「セカンドインパクト」以後の世界。ネルフに対抗する組織ヴィレが、フランス パリを舞台に、ユーロネルフ第1号封印柱復元オペの作業が開始され、碇シンジをめぐるエヴァンゲリオンの物語が結末を迎える。
・庵野秀明総監督は、幼い頃よりアニメや特撮に興味を持ち高校生では美術部長を務め圧倒的な画力があったそうです。大阪芸術大学映像計画学科でアニメの世界に触れ、自主制作映画を作っています。そのスタッフは後にガイナックスの主要メンバーとなっています。様々な劇場アニメの作画に携わり、『風の谷のナウシカ』の巨神兵のシーンの担当をしています。1988年『トップをねらえ!』で商業映画初監督をし、1997年には「新世紀エヴァンゲリオン」で社会現象にもなる作品を作り出しています。実写作品も制作しており、非常にこだわりの高い監督です。
・本作は4部構成と言われており、4作目は、その「序破急」の流れに当てはまらないところになります。
・題名も「シン・エヴァンゲリオン劇場版? 」となっており、微妙に今までの名称と異なるところがあります。
・サブタイトルは、「Thrice Upon A Time」となっており、ジェイムズ・P・ホーガンの長編SF小説『未来からのホットライン』の原題と同名となっています。
・最後にある記号は、楽譜の反復記号とも判断でき、繰り返しを意味していることが予測されています。つまり、エヴァンゲリオンの物語がループしているということを示唆しているらしいです。
・物語は、世界規模の大災害「セカンドインパクト」「ニア サードインパクト」の後の世界となっており、詳しい内容は特に説明がありません。
・2019年7月6日に、「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1 (冒頭10分40秒00コマ)0706版」として冒頭シーンが先行して上映されましたが、2021年3月8日(月)0:00に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』冒頭12分10秒10コマを世界最速公開するそうです。
・いくつかの予告編が公開されており、ヴンダーと同系統のもう一機が登場したり、13号機と初号機が槍で戦っているシーンが描かれており、どのような結末となるのかの予測が難しいです。
・宇宙空間のような無重力状態のシーンもあり、機械化したかのような碇ゲンドウも描かれており、かなりストーリーが複雑で多岐に渡る展開があるように思います。
・初めて登場するような人物も出てきており、何より、そのシーンが冬のシーンのようで、エヴァンゲリオンの設定上、「冬のない世界」に描かれる冬なので、なにか意図があるように思われます。
・一番最新の予告は、『Q :3.333』版予告・改2となるのかもしれないですが、Qのときの予告とはかなり異なるような予告であり、多分、Q公開時のシナリオよりも大幅に変わったのだろうなぁと思います。
・上映時間は、2時間35分となっており、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』と同じ時間となります。その他に、「ジャッキー・ブラウン」が155分の作品で、「パルプ・フィクション」は154分です。
・主題歌は、宇多田ヒカルの「One Last Kiss」となっていますが、非常に良い曲だと思います。
・2020年6月27日に公開される予定が、2度の公開日変更で、2021年3月8日に公開となりますが、2007年から制作された今回の新劇場版シリーズは、本作をもって完結となります。
・新型コロナウイルスの対策をしっかりした上で、鑑賞したいところです。