【監督】アリエル・ウィノグラッド
【出演】ギレルモ・フランチェラ/ディエゴ・ペレッティ/パブロ・ラゴ/ラファエル・フェロ/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】2006年にアルゼンチンで銀行強盗が起こる。主人公 フェルナンドは、巨大貸し金庫に地下から潜入する手段を考える。
音楽と演出は良いのですが、あとは、魅力ある配役であれば、星はもう一つ増やすところ
アリエル・ウィノグラッド監督は、アルゼンチンの映画監督で、2006年「Cara de queso ?mi primer ghetto?」で監督デビューをしています。
ギレルモ・フランチェラは、アルゼンチンの俳優で。アルゼンチンのサッカークラブ「ラシン・クラブ」のファンとしても知られています。コメディを中心に活躍していますが、シリアスな作品の出演もあります。
物語は、2006年に実際に発生した銀行強盗を脚色した、実話がベースとなっている銀行強盗の物語です。
序盤から、レトロ感を感じる演出がありますが、むしろ、このテンポで延々と物語が続いていきます。
音楽もレトロ感あるようなところもありますが、一周回っておしゃれとも思えます。
中盤以降から、警察隊の強行作戦が実行されていきますが、ここから物語が大きく進んでいきます。
アルゼンチン映画という点では、かなりカルトな印象もあるようですが、実際にはかなりな作品が日本で上映されています。
2018年「永遠に僕のもの」、2014年「人生スイッチ」、1997年「タンゴ・レッスン」、2004年「モーターサイクル・ダイヤリーズ」などなど、様々なジャンルの作品が日本で公開されています。
派手な展開というよりも、事実に基づいたストーリーでもあり、銀行強盗を決行し、その顛末を描いた作品です。
主要登場人物5人が軽妙な印象もあり、個性的でもあり、音楽もテンポがよく、気軽に観られる作品ではありますが、なんとなく物足りなさを感じるところもあります。
ざっくり言えば、ヒロイン的な要素の人物がおらず、おっさんが5人で強盗をするという物語ではあります。
この5人ももう少し華があればよいのですが、なんとなく魅力的なのかと言われれば、もう一味欲しかったなぁというところはあります。
エンドロールは凝っていて、個人的にデザインが好きです。後日談も描かれ、納得できる内容となっています。
音楽と演出は良いのですが、あとは、魅力ある配役であれば、星はもう一つ増やすところではあります。