【日本映画】「窮鼠はチーズの夢を見る〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】/咲妃みゆ/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 大伴恭一は優柔不断な性格で不倫をしている広告代理店勤務の男性。ある日、大学の後輩 今ヶ瀬渉と再開する。不倫の調査員として恭一の妻から依頼されていたが、事実を隠す条件としてあることを要求される。

窮鼠はチーズの夢を見る

人を好きになるということについての物語

・行定勲監督は、もともとは、監督の助監督を努め、「GO」「世界の中心で、愛をさけぶ」「リバーズ・エッジ」と多彩で安定感のある作品を手がけています。

・大倉忠義は1997年よりジャニーズ事務所に入所し、その後、2002年に関ジャニ∞のメンバーとして選ばれ、デビューをしています。俳優業としても活動しており、2013年『100回泣くこと』で映画単独初主演をしています。居酒屋チェーン「鳥貴族」創業者で社長の長男でもあります。

・成田凌は、『MEN’S NON-NO』のモデルとして活躍以後、TVや映画でも出演するようになり、若手として着実なキャリアを積んでいます。

・水城せとなの人気漫画「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」が原作となっています。

・物語は、主人公の妻帯者のサラリーマンと、大学時代の後輩のゲイの男性が再会し、そのふれあいを描いたストーリーです。

・序盤から、自転車で通勤をする恭一が登場し、突然、渉との出会いで描かれます。

・脈絡がないようで、本作は序盤から探偵として捜査されているところが描かれます。

・そこから、2人の関係が始まっていきますが、成田凌演じる渉の不透明のような目的の見えない感じが受け取れ、とはいえ、そこからまたべつの感情があるという見え方がします。

・ボーイズラブの要素がありますが、色々ある作品でも、もともと、お互いにその気があったわけではないところがあり、恭一はもともとは妻帯者であり、浮気もしているという普通の異性観をもつところはあります。

・中盤で、3人が喫茶店で会話をするシーンが秀逸で、成田凌の物腰と行動には興味深いところがあります。飲んでいるコップに注意です。

・映像は観やすいのですが、ボーイズラブに理解があるかないかで大きく印象が変わると思います。

・最近は、LGBTという言葉が取り上げられ、さまざまなことで、ジェンダーに関する問題が提議されますが、本作は、そういうことではなく、人を好きになるということについての物語であると思います。

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  • メディア: Prime Video
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