【洋画】「Swallow スワロウ〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/デビッド・ラッシュ/デニス・オヘア/

【個人的評価】

【あらすじ】主人公は何不自由のない主婦ハンター。彼女は、周囲からは羨む存在だが、彼女には孤独感があり、なにかを飲み込むことで、幸福感を感じ始める。

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単純に、題名がすべての答えのような気もする作品

・カーロ・ミラベラ=デイビス監督は、2021年「Swallow スワロウ」が初監督長編映画となります。

・ヘイリー・ベネットは、音楽や演劇を学び、2007年『ラブソングができるまで』で映画デビューをしています。その後、多くの映画に出演し、2019年「Swallow スワロウ」では、製作総指揮を兼ねています。

・キャッチコピーは、「欲望を飲み込んでゆく」

・物語は、大企業の御曹司として結婚をし、裕福な生活をしていた主人公が、妊娠をしたことで孤独をさらに感じるようになり、異食症として様々なものを飲み込んでしまう状況に陥っていくストーリーです。

・本作は、アメリカ合衆国・フランス合作のスリラー映画となっています。

・「Swallow」とは、飲み込むという意味があり、乳幼児によくある行動であり、妊婦にもこの現象が見られるとのことです。

・予告編を見る限り、映像的なセンスも良く、スリラーというところではありますが、色使いや画面構成にこだわりを感じるところがあります。

・序盤から、羊の屠殺からの、料理へと映像が変わり、主人公ハンターは、主婦として家庭で夫の料理を作る妻として生活しています。

・出てくる料理は非常に美味しそうなところもあり、しっかりとした布石となっています。

・「異食症」ということで、ビー玉や画鋲などを飲み込んで、排泄物として取り出すということでそのものをコレクションしていくことを始めます。

・子供を妊娠してしまったことも意味合いがあるようにも思え、消化されないものを飲み込み、それが排泄されることで、一つの目的を達成するように、消化できないものを飲み込む行為が続けられます。

・主人公の過去のトラウマや境遇から、その「異食症」の原因を探り始めますが、そこに意味があるのかの答えは明確ではないような気がします。

・言い表しにくい方向に物語が進みますが、主人公 ハンターに足りなかったものを満たしてくれる要件に本作のヒントがあるような気がします。

・結末としてどう感じるのかは、観た人に委ねられるところがありますが、単純に、題名がすべての答えのような気もする作品です。

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2 COMMENTS

rokukajo

はい。
直接的な痛みというよりも、「想像すると大変」というような痛みでもあり、普通の見せ方とは一捻りある作品でしたね。

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