【監督】上田慎一郎/ふくだみゆき
【原作】きくちゆうき
【出演】神木隆之介/中村倫也/木村昴/新木優子/ファーストサマーウイカ/清水くるみ/Kaito/池谷のぶえ/杉田智和/山田裕貴/
【あらすじ】桜は満開の3月の花見にワニの姿はなかった。その100日前と100日後を描いた物語。
賛否のある作品ではありますが、作品の評価は実際に観た上で判断するのが良いのかもしれません
・上田慎一郎監督は、中学時代からハンディカムで自主映画を撮り始め、2009年自主映画団体「STUDIOMAYS」に参加し、映画を作成し始めます。数々の作品を手掛けた後、2017年『カメラを止めるな!』で劇場用長編映画デビューをし、低予算映画ながら莫大な興行収入の記録となります。
・ふくだみゆき監督は、2010年「Short Film Festa Nippon 2010」で上田慎一郎監督と出会い、映画製作団体「PANPOKOPINA」に参加しています。その後、2013年マシュマロ×ぺいん』を制作しています。2014年に上田慎一郎監督と結婚しています。2021年『繕い合う・こと』では女優デビューもしています。
・神木隆之介は、3歳の頃から、CMに出演し、その後子役としても声優として様々な役をこなし、安定感のある役者です。
・中村倫也は、高校のときにスカウトされ、2005年『七人の弔』で映画デビューをしています。その後、2014年『ヒストリーボーイズ』で舞台にも挑戦し、評価を得ています。2018年、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』でさらに知名度が上がり幅広い活動をしています。
・原作は、きくちゆうきのWeb漫画で毎日投稿され、100日後に死んでしまうということで、話題となったweb漫画の映画化です。
・2019年12月12日から2020年3月20日まで、Twitterに毎日投稿された4コママンガは、回を重ねるごとに人気となり、最終回では、30万を超える「いいね」を獲得しています。
・作者いわく、「何があるか分からない中で、限りある時間を大切にしてほしいとのメッセージを伝えたい」という意図の作品らしいです。
・Twitter連載時は人気となりましたが、最終回投稿後、様々なメディアや企画が発表され、その用意周到さに違和感を覚えたファンが、一瞬にして批判的な考えに変わり、企画の不自然さに「ステマ」と物議を醸し出したことでも知られています。
・COVID-19の影響もあり、各企画はなかなかうまく進んでいないようなこともあり、限定イベントやライブペイント等、延期や中止となることもありました。
・当初は、2021年5月28日に公開予定でしたが、これも延期となり、2021年7月9日からの公開となっています。
・Twitter投稿時の題名は、「100日後に死ぬワニ」でしたが、映画化になる際に急遽「100日間生きたワニ」と改題されています。
・賛否のある作品ではありますが、作品の評価は実際に観た上で判断するのが良いのかもしれません。
・コンテ・アニメーションディレクトには、湖川友謙が関わっており、「伝説巨神イデオン」や「聖戦士ダンバイン」で知られています。