【日本映画】「新 デコトラのシュウ 鷲〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 鷲一郎は、義理人情に厚いデコトラ運転手。ある日デコトライベント会場で演歌歌手のすずめに一目惚れをしてしまう。すずめは別れてしまった父親を探しているというが・・・。

新・デコトラのシュウ鷲

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哀川翔のファンにはおすすめ

香月秀之監督は、大阪出身の監督で、1996年「不法滞在」で映画監督デビューをしています。その後、「借王 シャッキング」シリーズを制作し、人気となります。2003年「デコトラの鷲」シリーズを手掛け「其の五」まで制作しています。

哀川翔は、路上パフォーマンス集団「劇男一世風靡」に所属し、『前略、道の上より』で一世風靡セピアとしてデビューしています。その後、長渕剛に出演依頼を受け「とんぼ」に出演しています。また、監督に見込まれ、『ネオ・チンピラ・鉄砲玉ぴゅ~』『獅子王たちの夏』などに抜擢されています。1995年にはあいかわ翔名義で監督デビューもしています。助演としても多くの作品に出演し、2004年『ゼブラーマン』で主演作品100本を達成しています。見た目とは裏腹に甲高い声も特長で、個人的にも好きな俳優です。

物語は、主人公 鷲一郎がデコトライベントで出会った女性に一目惚れをし、そこからその女性の手助けをしながらも、そこから起こるトラブルを描いた作品です。

コロナという言葉を普通に使っており、2021年の作品ということがよくわかります。

2021年の作品ですが、服装や素振りや世界観は2021年にそぐわないところがあり、それがすでにギャグであるというところでもあります。

始まって5分で、そのノリが合うか合わないが決まるのですが、正直、哀川翔のカリスマ感で成立している作品とも言えます。

「必死はだめ、必ず死ぬんだから。」

要所要所にベタなギャグをぶっこんでくるので、このコント感に乗ってしまうのが一番です。

SEの使い所が何周か回って巧みで、むしろお約束のように音声が加工されています。

出演している俳優も、コント感もあり、むしろ哀川翔を中心としてコント風味としてくれています。

哀川翔が演じる「男はつらいよ」的な感じもしますが、そこまで主人公が魅力的かと言われたら、やはり寅さんとはちょっと違うなぁというところはあります。

全体的なストーリーはあるようで、まったくないというところでもあり、愛川翔とその周辺の仲間たちを観て楽しむ作品です。

哀川翔のファンにはおすすめです。

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