【監督】ポール・W・S・アンダーソン
【出演】ミラ・ジョヴォヴィッチ/トニー・ジャー/ティップ・”T. I.”・ハリス/ミーガン・グッド/ディエゴ・ボネータ/ジョシュ・ヘルマン/ジン・アウヨン/ロン・パールマン/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 アルテミスは、エリート特殊部隊を率いる軍人。ある日、砂漠を偵察中に砂嵐に巻き込まれてしまう。砂嵐の去ったあと、その場所は、巨大なモンスターのいる異世界となっていた。
続編を作る気まんまんで作品は終了します。いわゆる「週刊少年ジャンプ」的な「俺たちの戦いはこれからだ」的なところ
・ポール・W・S・アンダーソン監督は、1993年『ショッピング』で映画監督デビューをし、1995年『モータル・コンバット』でヒット作を作ります。2002「バイオハザード」を手掛けて以降、全6作を作り上げており、2016年「バイオハザード: ザ・ファイナル」で完結をしています。2009年にミラ・ジョヴォヴィッチと結婚をしています。
・ミラ・ジョヴォヴィッチは、ソビエト生まれのアメリカ育ちで、11歳よりモデルとして活躍しています。1988年『トゥー・ムーン』で映画初出演をし、1997年『フィフス・エレメント』で主演を演じ注目されています。その後、『ジャンヌ・ダルク』『バイオハザード』の作品に出演しており、「ミラ」という名前で音楽活動もしています。
・物語は、特殊部隊の軍人が、砂嵐に巻き込まれ、異世界に飛ばされてしまい、そこから帰還しようとするが、そこは、巨大モンスターが巣食う異世界だったというストーリーです。
・序盤は、とある軍の小隊が敵と戦っているところから描かれ、そこから、何故か異世界に飛ばされるという設定です。
・いわゆる、異世界転生のなろう系っぽい感じもしますが、主演がミラ・ジョヴォヴィッチだけあって、バイオハザード感があります。
・というか、監督自体が、過去に「バイオハザードシリーズ」を監督していたので、当然といえば当然なところもあります。
・なお、2009年にミラ・ジョヴォヴィッチと結婚しており、夫婦で制作した映画とも言えます。
・洞窟の中のシーンでは若干エイリアンのような印象も受け、モンスターハンターと言うよりも、エイリアン2と考えたほうが良いのかもと錯覚します。
・序盤で多くの仲間がいなくなりますが、そのほうが作品を描きやすいので良かったのかもしれないです。
・中盤で、この新世界での戦いの準備が整い、モンスターハンターっぽさが出てきます。
・一部、ディアブロス視点が描かれるシーンがありますが、モンスターの感情にもなるので、あまり良い演出ではなかったような気がします。
・振り回すのが困難な巨大な武器を使うのは、ゲーム上の演出ではありますが、本作は、実写に置き換えて大剣を振り回したりします。
・モンスターハンターの世界観という点では、CGと実写の融合映像でもあり、さほど違和感はない印象があります。
・とはいえ、実際には立ち回れないような大型の武器を使いこなすので、リアリティよりも、異世界転生モノとして考えればよいと思います。
・続編を作る気まんまんで作品は終了します。いわゆる「週刊少年ジャンプ」的な「俺たちの戦いはこれからだ」的なところはあります。
・当然、キャストロール後にちょっとだけ映像があり、劇場で観ていた際には見逃しがちなところもあります。