【洋画】「トラブル・ウィズ・ユー〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/ヴァンサン・エルバズ/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 イヴォンヌは、地元の警部の夫を無くした未亡人。ある日、夫が、アントワーヌという青年に罪を着せ、8年間収監させていたことを知る。イヴォンヌは、アントワーヌに事実告げずに彼を助けようとする。

トラブル・ウィズ・ユー (字幕版)

映像的な韻の踏み方は小粋なところはありますが、ストーリー自体がちょっとパッとしないところがあり、その部分がモヤモヤしてしまう作品

・ピエール・サルヴァドーリ監督は、フランスの映画監督で、テレビドラマの脚本家を経て、1992年『めぐり逢ったが運のつき』で注目されます。俳優等しても活動をしていますが、監督作としては、25年で4本という寡作なところがあります。

・アデル・エネルは、2002年『クロエの棲む夢』で映画デビューをし、2007年『水の中のつぼみ』でセザール賞にノミネートされています。2013年『スザンヌ』2014年『ミリタリーな彼女』でセザール賞主演女優賞をそれぞれ受賞しています。コンスタントに作品に出演に出演しており、着実なキャリアの女優です。

・物語は、地元の頸部であり、夫でもあった旦那を亡くしてしまった女性が、とあることをきっかけに、旦那の汚職を知ってしまう。そのことで収監されていた男に良心の呵責を感じ、手助けをするストーリーです。

・序盤からエンドクレジットのようなものが流れ、オープニングシークエンスとなります。

・なお、オープニングタイトルまでの演出はちょっとカッコいいです。

・アントワーヌのはつみを着せらせてしまい、8年間の服役をしていたのですが、8年後に戻る場所にいた妻は、オドレイ・トトゥです。

・オドレイ・トトゥは、アメリのときの印象とはやはり変わってしまっており、ちょっと残念な気もします。

・序盤でイヴォンヌは、死んでしまった夫の汚職を知り、良心の呵責に苛まれます。

・中盤で、アントワーヌも罪を被せられてしまったことが気づいてしまいますが、犯罪グセが付いてしまっていることで、その行動が無軌道となってしまいます。

・序盤のシークエンスは何度か繰り返されるのですが、印象的なドアではあるので、わかりやすいところはあります。

・イヴォンヌはアントワーヌを手助けするために、陰ながら努力をしますが、いまいち、本作の視点がつかめない印象はあります。

・もともと、コメディ作品を手掛けてきた監督だけあり、本作もコメディ的なアプローチとは思えますが、ちょっと伝わりづらいところはあります。

・映像的な韻の踏み方は小粋なところはありますが、ストーリー自体がちょっとパッとしないところがあり、その部分がモヤモヤしてしまう作品です。

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