【日本映画】「犬部!〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/安藤玉恵//蛍雪次朗/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 花井颯太は、子供の頃から犬好きの獣医学部の学生。ある日実験犬を救ったことで、動物保護サークル「犬部」を設立する。

犬部!

時系列が多少前後するところがあり、その点がわかりにくいところ

監督は、助監督として様々に映画に参加するかたわら、自主映画を制作しており、1993年「草の上の仕事」で長編映画デビューします。その後、コンスタントに作品を送り出している監督です。

は、2007年、映画『バッテリー』の主演で俳優デビューし、以降、映画出演が続いています。

は、小学校4年のときにスカウトされるも、断り、再度同じ人にスカウトされ、芸能界に入る。2009年『わたしが子どもだったころ』で子役デビューをし、2010年『半次郎』で映画デビューをしています。2020年「2020年テレビCM急上昇ランキング」で1位を獲得し、幅広い活躍をしています。

・青森県北里大学に実在した動物保護サークル「犬部」を題材とした作品です。

・片野ゆか原作の小説「北里大学獣医学部 犬部!」が原作となっています。

・第24回上海国際映画祭 パノラマ部門NIPPON EXPRESS出品作品。

・物語は、犬好きの主人公が大学で、犬部というサークルを作り、その16年後、獣医師となり、保護活動を続けていくが逮捕されてしまうというストーリーです。

・序盤より、主人公 花井颯太の周辺が描かれ、獣医学生でありながら、友達よりも、自宅で飼っている犬や猫に愛情を注いでいるところに、異様な感じもしますが、動物に対する愛情という点でこの物語の主題であることが入りやすくなっているように見えます。

・時代設定は現代ではないところが感じられますが、しきりに映るテレビデオがそう感じるのかもしれません。

・犬部が設立され、それから、あっという間に時間が経過しますが、獣医になったということはさほど説明されなくてもわかるようになっています。

・殺処分や去勢ということも描かれ、動物に対することを描いているところがあります。

・犬や猫のペットを飼うことを否定はしないのですが、当然、面倒を見るということは、そのペットの命をしっかりと保護するということも大事ではあります。

・言葉を喋らない犬ではあり、ほとんどの場面は人間の物語になりますが、ペットに対する考え方としてのきっかけになるかもしれません

・個人的には、犬派猫派で言えば、ネコ派ですが、そういう視点というよりも、ペットに対して飼い主やその社会的な問題がメッセージとなった作品です。

・ちょっと残念な点は、時系列が多少前後するところがあり、その点がわかりにくいところがあります。

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犬部!

犬部!ボクらのしっぽ戦記(1) (少年サンデーコミックス)

映画「犬部!」劇場パンフレット

([か]8-1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)

クロカヨウジ

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