【洋画】「グッドライアー 偽りのゲーム (字幕/吹替)」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/ラッセル・トーヴィー/ジム・カーター/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ロイ・コートネイは、ベテラン詐欺師。ある日、次の標的を資産家のベティ・マクリーシュに目をつける。彼女は1年前に夫を亡くしていたが、ロイは、そこで信頼を勝ち取り、だましていくが・・・。

グッドライアー 偽りのゲーム (字幕/吹替)

名優2人の演技と筋書き立っているストーリーで安心して観られる良作

・ビル・コンドン監督は、1987年『地獄のシスター』で映画監督デビューをし、1998年『ゴッド・アンド・モンスター』でアカデミー脚色賞を受賞しています。一時期、映画製作から遠ざかっていましたが、近年は「グレイテスト・ショーマン」などの脚本や監督作品再び送り出しています。

・ヘレン・ミレンは、1968年「夏の夜の夢」で映画デビューを市、その後、TVドラマ『第一容疑者』で3回のエミー賞を受賞しています。『キャル』『英国万歳!』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞しています。2006年「クィーン」でアカデミー主演女優賞を受賞しています。映画監督のと結婚しています。

・イアン・マッケランは、1961年『A Man for All Seasons』で舞台デビューをし、その後、1969年「愛のふれあい」で映画デビューをしています。1981年『Priest of Love』で映画初主演をし、1993年『私に近い6人の他人』で高い演技力を評価されています。多数の映画賞に輝く実績があり、2001年「ロード・オブ・ザ・リング」のガンダルフ役を始め、ドラマだけでなく、アクション作品にも出演する俳優です。

・本作は、2016年にニコラス・サールが発表した小説『老いたる詐欺師』を原作としています。

・物語は、老詐欺師が資産家の女性を標的に詐欺をするが、彼女には影でとある策略を企んでいた。

・序盤は、ロイとベティ出会うシーンから始まります。

・出会った方法は、インターネット経由での出会いではありますが、最初から、いくつかの伏線が引かれています。

・わかりやすいのは、名前についてでもあり、この点については、詐欺の手口ということを仕込んでいるというところできっちりと物語の含みをもたせています。

・予備知識もなく観てもなんの問題もなく理解ができるので、脚本と演出が理解しやすいように作られています。

・クライム・サスペンスや、騙し合いというところに主眼を置いて観てしまうと肩透かしを食らうかと思います。

・映画を観るシーンがありますが、観た映画は「イングロリアス・バスターズ」です。

・中盤の地下鉄のシーンでの左手に注目ですが、なかなか温和な感じのようで実はそうではないという、ちょっとガンダルフっぽさを感じます。

・終盤で、この顛末を丁寧に説明してくれるので、内容は難解ではありません。むしろとても丁寧ではあります。

・主要登場人物が、ロイとベティとなりますが、ほぼロイの視点で展開されます。

・どんでん返しや衝撃のラストと言うことはないのですが、しっかりと落とし所はあり、ちょっとモヤモヤしますが、名優2人の演技と筋書き立っているストーリーで安心して観られる良作かと思います。

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