【日本映画】「シコふんじゃった〔1991〕」を観ての感想・レビュー

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【日本映画】
【日本映画】★★★★★
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【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 秋平は、父親のコネで就職も決まっている大学4年生。しかし授業に一回も出席していないことで、卒業が難しいことがわかる。卒論指導教授が顧問をしている相撲部の試合に出ることを卒業の条件とされる。

シコふんじゃった。

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ハウトゥ要素とコメディを織り交ぜつつ、相撲を下敷きにちょっと変わった青春物

監督は、1984年にピンク映画『変態家族 兄貴の嫁さん』で監督デビューします。その後ファンシィダンスやシコふんじゃったと一般作品を手掛け、いずれも高評価の作品を制作しています。

は、1991年「シコふんじゃった」で評価され、様々な役どころを器用にこなす役者ですが、それ以前はアイドルグループ「シブがき隊」のメンバーでした。

・本作は、第35回ブルーリボン賞作品賞ならびに第16回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品でもあります。

・物語は、出席日数が足りないために、相撲部の協力をすることで卒業できるということで、相撲部に所属し、その人間模様を描いたコメディストーリーです。

・序盤から、大学卒業には出席日数が足りないことがわかり、相撲部に一時的に入部することを勧められます。

・1991年当時では、横綱 千代の富士が引退をし、貴花田(のちの貴乃花横綱)がそのきっかけを作るほどの話題があり、その後、若貴ブームとなる時代ではあります。

・そんな相撲ブームとなる時期の作品ですが、やはりまわしだけで人前に出るのはなかなか勇気のいるところで、その格好といい、相撲という競技から、初見では面白さを感じないのではと思わせる雰囲気があります。

・周防正行監督作品の優れたところは、そのような人気がなさそうな話題を、ハウトゥ要素を絡めながら、その面白さを丁寧に説明しているところがあります。

・相撲好きの大学8年生の青木や元プロレス部に春雄、交換留学生のスマイリー、内気な性格の田中が集まり、公式戦ができるメンバーが揃うようになります。

・マネージャーの正子とがおり、この2人の存在感もとても良く、物語の深みを与えているところになります。

・ハウトゥ要素とコメディを織り交ぜつつ、相撲を下敷きにちょっと変わった青春物でもあり、序盤の印象から、徐々に相撲の魅力が感じられる作品です。

・まったくの素人が、相撲の世界で徐々にその魅力に気がつき、変わっていく手法は、後の「Shall we ダンス?」にも通じるところがあり、わかりやすく丁寧な作品です。

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