作品紹介
【監督】長谷川康夫
【出演】山田裕貴/齋藤飛鳥/松本穂香/佐久本宝/國島直希
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 水島浩介は、地方都市に住む高校生。気楽な高校生活を過ごしていましたが、問題が起こり、そのお目付役としてクラス一番の優等生 早瀬真愛が任命される。仲間の間で行動を監視されながらも、中学時代からの憧れの存在の真愛に心を動かされていく。
サブスクで観る
青春リマインド映画として、社会人の人に見てもらう感じが良いですが、当然それだけでもなく、誰しもが共感できる要素が詰め込まれています
長谷川康夫監督は、大学を中退し、向島三四郎・知念正文主宰の劇団「暫」に入団し、その関わりでつかこうへいと出会い見出される。のちに「暫」解散後、劇作家・演出家として数多くの作品を発表し、映画監督としてもデビューしています。
山田裕貴は、ワタナベエンタテイメントに所属し、D2のメンバーとして活躍、その後、2011年、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイブルーとして俳優デビューしています。
齋藤飛鳥は、乃木坂46の1期生オーディションに合格し、メンバーとして活躍、モデルや俳優としても活躍し、自身のブログは、「日本で一番ブログのタイトルが長いアイドル」と言われ、乃木坂46公式ブログのタイトルを220文字の文字数制限限界まで長くしています。
松本穂香は、連続テレビ小説『あまちゃん』を観て女優を目指し、2015年にロッテの商品とのコラボレーションによる短編映画シリーズ『LOTTE SWEET FILMS』の第2弾「MY NAME」で女優デビュー後、「有村架純の妹分」のキャッチフレーズがつけられ、連続テレビ小説「ひよっこ」に出演し注目されました。
個人的に松本穂香の風貌や振る舞いは、ツボなところがあります。
本作は、台湾の作家ギデンズ・コーが自伝的小説を映画化し、台湾で大ヒットを記録した同名作品の日本版です。
物語は、青春学園ものをテーマに、恋や友情を描いたストーリーで、キュンキュンする要素を盛り込んでいます。
序盤は、学校生活を描いており、主要登場人物のキャラクターや印象を丁寧にわかりやすく描いています。
描いているのですが、どうもグイグイ物語が頭に入ってこないのは、斎藤飛鳥と松本穂香の存在。
もう、プロモーションビデオかのように観た方が良いくらいに、愛くるしさとかわいさが満載です。
反面、男子側は、不器用を絵に描いたような印象で、ある意味こちらもキュンキュンする要素の布石をしっかりと引いています。
また、色々モヤモヤするのは、自宅では全裸という家庭環境。
ある種のサービスカットとも言え、男性鑑賞者だけでなく、ドキドキする要素がありますが、まあコレはコレ。
本筋自体は、学生時代にあんなことこんなことあったでしょう、というような展開が散りばめられていて、確信犯的にあるある要素をぶっ込んできます。
とは言え、個人的には松本穂香を観ているだけで満足できるところもあり、もう感想とかどうでも良くなります。
青春リマインド映画として、社会人の人に見てもらう感じが良いですが、当然それだけでもなく、誰しもが共感できる要素が詰め込まれていますので、ジェネレーションギャップを感じつつも、回顧的に観てもらいたい映画です。