【監督】森川圭
【出演】丸純子/間宮夕貴/有馬芳彦/竹田朋華/芦川誠/冨家規政/佐藤真澄/山田優花/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】女性雑誌の編集部で働く詩織は、仕事一筋で働く37歳の独身女性。ある日人気AV男優の駿介の取材をしたきっかけで付き合うことになる。
・監督の森川圭は、成人映画や一般映画の助監督や制作を経て、1993年『AV女優志願』で監督デビューしています。以降、ホラー映画やコメディ映画など多彩な作品を手掛けています。
・丸純子は、1990年後半から、レポーターとして報道系の番組で活躍していましたが、2001年にヘアヌード写真集を発端に女優として活躍しています。
・間宮夕貴は、グラビアアイドルとして活躍後、女優として活躍していましたが2018年に芸能事務所を退所し、現在は桝田幸希という芸名で活動をしています。
・有馬芳彦は、23歳のときにサラリーマンを辞め、俳優を目指し始めます。エロメンの中でも驚異的な人気を誇り、とある一定の地域でファンが多く、「男性向けのAVには出たくない。やりたいのはセックスではなく、演技だからである。」というポリシーがあるようです。
・物語は、独身女性の詩織がファンである人気AV男優の駿介と付き合うこととなり、自宅では姪の冴子が居候をはじめ、そこに中年男性の宗方が現れてその関係が描かれるストーリーです。
・女性向けアダルトビデオと言うところを物語のなかでとりあげており、女性向けという要素の作り方に妙味があります。
・女性向けアダルトビデオということを物語で取り扱い、本作自体も女性向けアダルトビデオという方向性も持っているということで、まるで合わせ鏡の無限構造かのようになっています。
・「だって、ぼくらは今日からはじまったんですよね」
・中盤での中年男性・宗方との流れはコントのようでもありますが、この流れというのは、意外と多くの作品では描かれていないところでもあり、詩織視点で描かれた作品だということがとても良くわかります。
・最終的な落とし所は順当なところでもあり想定通りなところでもあります。
・女性向けというところがありますが、主人公の年齢を考えると、F2層向けでもありますが、普通にドラマ要素が強い作品です。
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「甘い鞭」間宮夕貴写真集 (角川書店単行本)
- 発売日: 2013/09/09
- メディア: Kindle版