【洋画】「ジェミニマン〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ヘンリーは史上最強と言われるスナイパー。近未来を舞台に政府から依頼されたミッションを遂行する中、その背後で渦巻く陰謀に巻き込まれる。

ジェミニマン (字幕/吹替)

中盤のアクションシーンとCG合成によるクローンを描いている点は見事な作品ではありますが、サクッと観てしまうのが最もよい作品

・監督のアン・リーは、台湾生まれの映画監督で、アメリカに渡り、学生時代にと出会い影響を受けます。1991年「推手」で長編映画監督デビューをし、その後「ウェディングバンケット」「いつか晴れた日に」「ブロークバックマウンテン」など評価の高い作品を作り続けています。2012年「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」では、第85回アカデミー監督賞を受賞しています。

・ウィル・スミスは、1987年にアルバム『Rock The House』でラッパーとしてデビュー、1988年に「Parents Just Don’t Understand」でグラミー賞最優秀パフォーマンス賞を受賞しています。その後、1992年「ハートブレイク・タウン」で映画デビューをし、「バッドボーイズ」「インデペンデンス・デイ」「メン・イン・ブラック」と話題作に出演、2008年の「最も稼いだ俳優番付」では1位となり、『メン・イン・ブラック2』から『ハンコック』まで8作連続で全米初登場1位・興行収入1億ドル超えを記録するほど、人気の高い俳優です。

・物語は、凄腕スナイパーである主人公が、政府の仕事をこなしていくうちに、謎の人物に狙われるが、その人物が自らのクローンであったということから、大きな陰謀に巻き込まれていくストーリーです。

・序盤は、高速で走っている電車に乗っている要人を遠距離から狙撃をし、目的を達するシーンから始まるのですが、新幹線のような速さで走っている列車の乗客を長距離から一撃で仕留める時点で、「んなアホな」と思える凄腕が炸裂します。

・その正確さすぎるところは神業以上に感じるのですが、これが主人公の特殊な能力であり、このことで、政府から重宝されているのが非常によく理解できる仕組みになっています。

・その後、とある人物に狙われるのですが、カルタヘナでの一連のアクションシーンがとても見事です。

・1対1の銃撃戦から、バイクアクションとなり、そのバイクアクションから、バイクと生身のアクションという流れで、特に銃撃戦のシーンと疾走するバイクのシーンは見応えがあります。

・そして、徐々にその襲ってきた相手が、クローンであることがわかってきますが、クローンを作られた理由やその背後の陰謀がわかってきます。

・ここからは、多少ひねりもあり、クローンと主人公の共闘ともなってくるところもあり、多少「???」となりつつも、終盤まで、一気に観られる内容です。

・監督のアン・リーは、台湾の監督で、初期の頃は、ドラマを主に手掛けており、特にアジア系の世界観の作風が続いていましたが、1995年『いつか晴れた日に』 では、イギリスを舞台とした内容を描いており、その後もアクションから、ドラマなど、様々な文化圏を取り扱う作品を手掛けているところで、かなり器用なところがあります。

・本作でも、過去の作品からあまり似たようなジャンルはなく、「毎回新境地」的なところを感じます。

・これが、アン・リー作品の特長なのかもしれませんが、そういった意味では、本作はなかなかレアケースな印象があります。

・全体的なまとめ方にはモヤモヤする点はありますが、アン・リー作品としては、また違った作風が観られた点としてとても興味深いところがあります。

・中盤のアクションシーンとCG合成によるクローンを描いている点は見事な作品ではありますが、サクッと観てしまうのが最もよい作品かと思います。

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