【アニメ】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破〔2009〕」を観ての感想・レビュー


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【総監督】
【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】世界規模の大災害が起こったと言われる「セカンドインパクト」から15年後の世界。エヴァンゲリオンのパイロットとなった主人公 碇シンジは、新たな仲間とともに、突如襲来する使徒と呼ばれる生命体と戦いを繰り広げる。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

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なんのために自分がいるのかをしっかりと明示したところ

庵野秀明総監督は、幼い頃よりアニメや特撮に興味を持ち高校生では美術部長を務め圧倒的な画力があったそうです。大阪芸術大学映像計画学科でアニメの世界に触れ、自主制作映画を作っています。そのスタッフは後にガイナックスの主要メンバーとなっています。様々な劇場アニメの作画に携わり、『風の谷のナウシカ』の巨神兵のシーンの担当をしています。1988年『トップをねらえ!』で商業映画初監督をし、1997年には「新世紀エヴァンゲリオン」で社会現象にもなる作品を作り出しています。実写作品も制作しており、非常にこだわりの高い監督です。

本作は、2007年より再構築という形で劇場映画化をしており、全4部作の内の第2作目にあたります。

副題の「破」とは、舞楽・能楽の構成形式であり、「序・破・急」の構成となっています。

本作は4部構成と言われており、4作目は、その「序破急」の流れに当てはまらないところになります。

『新世紀エヴァンゲリオン』TVシリーズの第八話『アスカ、来日』から第拾九話『男の戰い』までが描かれている内容ですが、本作よりTV版と異なる展開が随所に盛り込まれています。

「新キャラクター 真希波・マリ・イラストリアスが登場」

「惣流・アスカ・ラングレーの名前が、「式波・アスカ・ラングレー」に変更されている」

「エヴァンゲリオン仮設5号機が登場する」

「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 2号機(先行量産機)のデザインと性能が変わっている」

「登場する使徒のデザインが変わっている」

「3号機に搭乗する人物が変わっている」

「セカンドインパクトの際に現れた巨人の数が4体となっている」

「ネブカドネザルの鍵というものが出る」

「エヴァンゲリオン2号機には、TV版になかった別の機能がある」

とザックリと変わった要素が前作よりも印象が変わるところとなり、TV版をなぞらえるリビルドの路線から外れ始めている印象があります。

TV版「アスカ、来日」で登場した使徒が出演しなくなった理由は、TV版の原画が紛失していたからとのことです。

副題は、「EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE」となっています。

序盤から、新たな展開が行われており、『封印監視特化型限定兵器 人造人間エヴァンゲリオン 局地仕様 仮設5号機』の登場から始まり、新キャラクター、真希波マリイラストリアスも登場します。

戦う使徒自体も第3の使徒が新デザインで登場しています。デザイン自体も人類によるさまざまな実験が行われた跡があり、エントリープラグらしきものも突き刺さっています。

仮設5号機も4本脚で架線から動力を得ている描写があり、正規のエヴァンゲリオンとは異なるシルエットになっています。

その後タイトルが出た後に、碇シンジの母親の墓参りから始まり、そこから2号機の登場へと繋がります。

2号機は、式波・アスカ・ラングレーがパイロットとなっており、こちらもエヴァンゲリオン自体のデザインがTV版とは異なっています。

登場する使徒も新デザインとなっており、TV版をなぞらえていた前作よりも異なる展開になっています。

前半の盛り上がりは、第8の使徒を3機のエヴァで立ち向かうところで、落下の地点が予測できないために地上を疾走するシーンがあります。

第三新東京市の都市構築にはなかなかご都合的な感じもしますが、アニメなんでそれはそれでアリ。

この使徒はTV版でも、立体感がバグってる感じがしますが、本作でも、サイケデリックな感じもあり個人的に使徒という対象を端的に表してる異端な感じがします。

第9の使徒と第10の使徒まで登場するのが本作で、中盤以降はTV版の流れをとりながらも、やはり色々とアレンジがされており、「序」でもあったようにTV版と同じカット割でも非常にブラッシュアップされた演出になっています。

個人的には、第10の使徒との戦いでの再起動の際のシンジのセリフは、TV版の方が切迫感がありとても気に入っていますが、本作では違う手法で盛り上げを成しています。

加治さんの問いかけもTV版ではメッセージ性が強く心に残るところがありますが、本作ではそのきっかけは他の人物に変わっています。

第10の使徒との戦いは壮絶ではありますが、やはり、TV版でも特長的な戦いでもあり、本作の最後を締めくくるには一つの区切りとはなります。

そして、エンドクレジット以降にも物語が続き、予告もありますが、そこからさらに異なる展開を見せていく流れを感じさせられます。

本作では、碇シンジの内向的なキャラクター性がいままでと大きく変わってくるところがあり、なんのために自分がいるのかをしっかりと明示したところにあるように思います。

TV版とは同じようでどこか異なるその演出には、やはり相当の仕組まれた物語性があるようにも思われます。

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