【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】オレゴン州ポートランドで生活しているキャラハンが主人公。酒浸りの日々で、交通事故に遭い、車椅子生活となってしまいます。自暴自棄な生活を送る中、自分自身のできることを見つけ出し、漫画家としての道を歩み出す。

すべてはこの題名「ドント・ウォーリー」ということが根幹に眠っているところがありますが、本作を鑑賞後に、この言葉を心の中で呟いてみることをオススメします

監督は、コマーシャル制作の仕事に携わり、1985年「マラノーチェ」で監督デビューしています。

「ドラッグストアカウボーイ」「マイ・プライベート・アイダホ」と初期の頃から話題作を送り出し、2003年『エレファント』でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールと監督賞を同時受賞をしています。なお、個人的にとても好きな作品です。

は、子役として活躍をし、昔はリーフ・フェニックスの芸名でしたが、15歳ごろから現在の本名に改名し、以降「グラディエーター」「ザ・マスター」に出演しています。は実の兄ですが、1993年、ホアキンが19歳の時にオーバードーズで他界しています。

物語は、実在した風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を綴っており、車椅子生活となってしまった主人公が、漫画家としての道を進むストーリーです。

もともとは、ロビン・ウィリアムスが主演となり、映画化を進めていましたが、2014年に死去してしまい、その遺志を継いで監督が脚本を書いています。

序盤から、ジョン・キャラハンの生活車椅子のとして生活が描かれ、どのような人物だったかを説明しています。

中盤より車椅子生活より前に話となり、なぜ半身不随となったかが描かれます。つまり本作は時系列が入れ替えられているところがあり、時系列を理解しながら観ていく必要があります。

アルコール依存のように酒浸りなところは、ホアキン・フェニックスとしては似たような役が多く、実際に普段もこうなんじゃないか?と思わせられるような自然すぎる依存症っぷりです。

酒浸りの自堕落な生活から車椅子生活となり、その後どういう立ち直り方をしたかというシンプルな内容ですが、そのシンプルさでは印象が薄いので、時系列の入れ替えがあったのかと思います。

この辺りは、編集の技が上手いガス・ヴァン・サントの監督の手腕であり、時間軸の入れ替えにより物語の構造を深みのあるところにしています。

ホアキンフェニックスのキャラクターと主人公の行動が想像しやすいところもあり、さらに理解しづらいように見えて実はこの流れが最適解になっている点では、映画の構成の重要さが理解できる仕組みになっています。

物語全体では、ダウナー系な展開からの復帰というところもありますが、陽気な作品でもないので、ある程度の覚悟の上に鑑賞した方が良い作品となります。

すべてはこの題名「ドント・ウォーリー」ということが根幹に眠っているところがありますが、本作を鑑賞後に、この言葉を心の中で呟いてみることをオススメします。

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